増田康宏 四段 vs 佐藤康光 九段 NHK杯 2回戦
解説 森下卓 九段

三浦九段のソフト指し疑惑で揺れる将棋界、どうなってしまうのだろうか

今日は増田と康光か、増田の1回戦は何も覚えてない(笑)  康光の将棋が観れるのは楽しみだ 
解説の森下のしゃべりも期待できる
藤田さんは少しイメチェンした感じ 化粧濃いめで、服が黒かった

増田は2014年四段、竜王戦5組、C2 本戦初出場
康光は1987年四段、竜王戦1組、A級 28回目の本戦進出

森下「増田は弟子なので、ちょっと解説しづらい、昔から明るい少年だった
居飛車党の本格派で、矢倉や角換わりはみっちり勉強していると思う
康光は来年で棋士生活30年の大剛、トップ中のトップ
増田も一時期、康光の研究会で教わっていたことがある」

事前のインタビュー
増田「佐藤先生は非常に独創的な将棋で定跡ではない将棋を指される印象があります、今日は解説が森下師匠ということで、いい将棋が見せられるようにがんばりたいと思います」

康光「増田四段は非常に作戦家で師匠ゆずりの手厚い将棋ではないかなと思います、なるべくミスの少ないように全力で戦えればいいかなと思います」

先手増田で、初手から▲2六歩△3四歩▲9六歩の出だしだった
しかし、特段に目立つ変わったこともなく、相矢倉調に進んでいった
森下「序盤の数手は緊張感がありましたね、あの端歩は増田流で、力に自信があるということ」

お互いに軽い囲い方の矢倉だ
森下「佐藤さんにはまことに失礼なんですけど、増田のほうは『勝って当然だ』というような気持ちで戦ってると思います、またそうでなければ困りますからね」

双方が、相手の陣形を乱す、けん制がはじまった 
盤面右で、お互いに、位をどう確保するかのポジション争いだ
森下の解説がなかなかいい、矢倉を語らせたなら森下という感じがする  
森下「佐藤流ですね~、相手がガードしたところを叩きつける」
森下「(事前に森下が言っていた)想定どおりの力戦ですね」
森下「リスクの高い手を指す、それを短時間で決断できるのが佐藤さん」

名調子の森下節が続くなか、増田に疑問手が出たのではとの解説
森下「はあ~、増田は我慢ですか~、ちょっとどうかなと思われるんですけどね~」
そして、康光の2枚横に並ぶ銀が、絶好という森下
森下「この銀が抜群に味がいい手」

うーむ、康光がもようが良くなったようだな  
森下が再三、銀2枚を横に並べさせてはいけないと言っていたが、実現してしまった
増田ピンチだな、増田は時間もなくなり、残り時間が増田▲0回vs康光△4回と差をつけられた

そして康光の手がグイグイ伸びてきた  
先手の増田の7八の金を壁にさせる△8八歩という、よくある手筋がさく裂した
森下「この歩はきつい手ですね~、ちょっと増田が苦しい形勢ですね」
森下「増田としては飛車を逃げる手はありえない・・・っと思ったら逃げました(笑) 」

うーん、増田、中盤以降、森下に褒めてもらってない、ここからなんとかして森下に褒めてもらえ!
増田、どうにか「間違えたら許さん」という手を指し、がんばった
森下「やっぱり際どいものですね」

が、増田の踏ん張りもここまでだった 
康光が着実にリードを保つ、安定したスキのない指し回しを見せ、どうにもならなかった
82手で康光の快勝となった

森下「さすが佐藤さんという将棋ですね、増田くんが攻め合いに行ったんですけど、やっぱり佐藤さんのふところが深かったなと思いますね」

康光ほどの相手に、いったん有利になられてしまうと、もう取返しがつかないな、と思ってしまう一局だった
森下の解説も的確で、森下も強かったねえ
感想戦では、森下の指摘で、中盤で増田にもチャンスがあったんでは、ということに対局者2人が同意していた

個人的に、康光のこの言葉が聞けたのが良かった
康光「なるほど・・・ むつかしいなあ、将棋は・・・ 簡単じゃないですねえ」
これは「不屈の棋士」という本の中で、康光の口癖とされている言葉だ
「将棋はそれほど簡単じゃありませんから」というフレーズが本書には使われている
それが映像で聞けたのが、私のようなマニアにはうれしかった(笑)

康光が最近活躍している印象が私には薄く、NHK杯でまだまだ強いところを見せてくれたのは良かったね
まあ、今週は上位者の順当勝ち、内容も順当というところだった

さて、来週だが、次週の予告を見て、「あ、普通に放送するんだ」と思った
渦中の三浦vs「奴は1億パーセント黒」と言い切ったハッシーの対決なのだ
これはどうなってしまうんだ・・・ 
まあきっと淡々と指して終わるだけなんだろうけど・・・
三浦の将棋を観れる最後になる可能性もあるのか? 
私は三浦もハッシーも好きだ、2人ともを信じたい、どうすればいいんだ?