羽生善治二冠vs久保利明八段
解説 谷川浩司九段

序盤、久保のゴキゲンに対し、▲5八金型で▲2四歩と一気に決戦に出た羽生、
久保は超急戦を受けずに△3二金で、持久戦を選んだ
羽生はこういう超急戦も平気でやってくるので、弱点が見当たらない
後手に持久戦にさせたことで、羽生が精神的リードを奪ったかもしれない

中盤、▲3三桂と打ち込んだ手があまり見ない手だった
この桂は最後までずっと動かずに後手の角を釘付けにしていた
そして最後の詰みでは4一に利いて、後手玉を狭める働きもした

久保が△8五歩から玉頭戦に行った構想がどうだったか、と感想戦でやっていた
本譜は羽生の玉頭戦の制圧の仕方が見事だった
もとから▲5六金と羽生は玉頭戦に備えている

最後の歩の成り捨てからさらに金2枚を捨てた即詰みも鮮やかだった
(数えたら23手詰め、解説の谷川は羽生が11手目を指したところでようやく詰みがわかった)
今回の羽生には全く隙が見当たらなかった
まさに羽生の完璧な棋譜だったと思う

久保は、いいところを出せずに終わった
しかし、羽生があまりにも強かったから、もうしょうがないか・・・
今回の羽生の強さは鬼だった、もう羽生の強さは国家の宝だと感じた次第