山崎隆之 八段vs羽生善治 棋聖 NHK杯 2回戦
解説 稲葉陽 八段

久しぶりのブログ更新になる。注目の一局なので、書き留めることにした次第。
楽しみにしていた羽生の登場だ。羽生は一冠になったとはいえ、竜王戦では挑戦者になって戦っている。
2人のこれまでの対戦成績が、山崎3勝、羽生18勝で羽生が圧倒的にリードとのこと。

先手山崎で、相掛かりの力戦。山崎が考慮を積み重ね、中盤の真っ最中で、もう残りが▲0回vs△7回となった。
だから山崎が苦戦かな?と思って観ていた。

そんな中、山崎流の妙手が出た。戦いの最中、▲1六歩とじっと端歩を突いて、次の▲1七桂を見せた手。
2手一組の手なのだが、そのヒマがあるとの山崎の判断。これが素晴らしかった。これで流れがガラッと変わった。
(端に桂が跳ねる手というのが山崎将棋にはよく出てくる印象がある。)
しかしそれぐらいは、羽生ならば乗り越えると思って私は観ていたのだが。

羽生は淡々と指し進めていき、終盤。山崎の隅の馬が働いてきて、羽生は忙しい。
羽生が飛車を成り込んでも、合駒があるので大した威力は見込めない、と解説の稲葉。
羽生の手は、なんだか、やりたいことが明確にならず中途半端。 結果、羽生が87手で投了! ぐあああー。

この一局、山崎の▲1六歩~▲1七桂はすごく良かった。
かたや、羽生の手に感動した手がなかった。凡手を積み重ねて負けてしまった羽生、なんでだー。
「さすが、羽生!羽生だから指せる一手!」とか「やはり、羽生は流れを読み切っている!」という風に私は楽しみたかったのに・・・orz

感想戦で稲葉に「羽生側に、この手はなかったか」と指摘されて、「あ、そんないい手が」と羽生も山崎も、うなずいていた。
うーーーん、稲葉に手の見え方で負けてる羽生を私は観たくない(^^;

羽生が衰えだしているのか。それも素人目にも分かる度合いで。そう思わざるをえない内容だった。ちょっとショックだ・・・。