解説の中村修が冒頭で「今日は女流棋界の歴史を変える日になってほしい」と言った一戦。
私も加藤に勝ってほしい(^^;

先手加藤で相居飛車の完全な力戦となった。
加藤の銀が五段目まで出たが、「銀ばさみ」の形にされタダ取られのピンチに。
あ~、こりゃひどいことになる可能性が・・・ と思われたのだが、加藤はなんとか凌ぐことに成功。
加藤は桂一枚の駒損だが、竜が作れて、恰好がついている。
形勢判断が難しい。互角なのか。

局面が落ち着き、中村修が「これはむしろ先手の加藤のほうが楽しみが多い気がしますけど」と言った。
おお!もうけっこう手数を指したが、そんなことがあるのか!
「後手の森内としては、(陣形を)まとめきれませんね」と中村修。がぜん、盛り上がる私(笑)

しかし中村修は「でも、受けているのがあの森内さんですから」と何度も発言。
加藤が果敢に決めに行く。加藤の攻めが決まるか?、森内が受けて凌ぐか?
そうとう複雑な局面になった。もう加藤は考慮時間がない。どうなる!まさかの結末が?

・・・が、やはり加藤の攻めは決まらなかった。森内が受けきってしまった。
最後はあっというまに加藤玉を仕留めた。 96手で森内が制した。
中村修「加藤はもう少しじっくり指せば勝機があったと思う」
でも難解なところがあった一局で、加藤としては力を見せた。

この一局は良かったよ。加藤は私の予想以上に強かった。うんうん、これなら納得。
昨日、私は8月14日に行われた女流王将戦の挑戦者決定戦という番組を囲碁将棋チャンネルで再放送を観た。
加藤桃子vs伊藤沙恵の一局だった。この対局で加藤が勝ったわけだけど、勝ち方がダメだった。
大優勢になってから、ものすごい遠回りしてしまっていた。これじゃ森内に勝てるわけない、と私に印象づけた。

でもNHK杯の本局ではあと一押しのところまで森内を追いつめていた。
森内の本領である受けの力を十全に引き出していた。だから良かったよ。加藤の強いところが観れて。

加藤は1回戦は勝ったとはいえ、及川のトン死による逆転という内容だったので、好評価を抱かなかった。
むしろ森内を追いつめた本局のほうが好印象だ。観ていて楽しい時間だった。