ひと目の角換わり 
長岡裕也著 マイナビ将棋文庫 2015年2月初版発行 1100円+税
難度 ★☆~★★★★(初級から有段向け)
評価 A
コンセプト<角換わりを次の一手形式で学ぶ>

次の一手が180題。角換わりの基本、棒銀、早繰り銀、腰掛け銀の4章からなります。
最初のほうは、簡単な問題が続いており、「24の有段者をナメんなよ」と私は感じて解いていました。
しかし、腰掛け銀に進んでから、どんどん難しくなりました。
最後のほうは「すいません、私は角換わりをナメてました、もう難しい問題はかんべんしてください」となってしまいました。
本当にムズイ、途中から手に負えない・・・。ただ、長岡先生も第166問では「ここからは定跡化されている非常に難しい終盤戦となります。一手一手正解するつもりではなく、盤にならべながら雰囲気を感じ取ってください」と書いておられます。
24の高段者でも全問正解は到底無理でしょう。
相腰掛け銀は盤全体に戦いが及び、考えることが非常に多い。ちょっとの駒組みの手順前後で攻め方が変わってきます。
そしてギリギリの攻めをつなげる技術も要求されます。
本のタイトルが「ひと目の」ということなのに、この難しさはどうなってんの(^^;

この本では定跡はあまり扱っていません。たとえば棒銀で△5四角と打つ変化などは全く触れられていないです。
角換わりの定跡を学ぶにはまた別の定跡本が必要。この本は次の一手本と割り切るべきです。
角換わりでの次の一手本はこの本ぐらいしかないので評価が高くAとしました。

角換わりのエッセンスが詰まっていると感じました。
今私は一周しただけですが、何週もして身につけるべき本だと思います。