銀河戦 決勝トーナメント
1回戦 第2局 折田翔吾アマ vs 佐藤天彦銀河
対局日:2019年6月14日
解説:橋本崇載八段
聞き手:上田初美女流四段

人気ユーチューバー、アゲアゲこと折田さんの登場!本戦でプロを7人抜きした。
注目の一戦ということで、感想を書くことにした。

なんと番組冒頭で、折田さんを紹介する数分のVTRが流された。これは異例のことだ。
囲碁将棋チャンネルは、まだこんなことをやる気があるんだと思わせた、うれしいVTRだった(^^;
折田「年齢制限で三段から退会したときは、死んだみたいな感覚があった」
折田さんは現在29歳、対プロ7勝2敗。10勝以上、勝率6割5分以上でプロ編入試験が受けられる。
折田さんが自宅でYou Tubeに動画を上げている姿が見れた。3万人以上のチャンネル登録者がいるそうだ。

解説のハッシー「折田さんはプロとそん色ない実力の持ち主。
天彦は正攻法で、素早くポイントを稼いで、手堅く守り切って勝つ、王道の将棋」

さて、先手折田で、相掛かりになった。相腰掛銀。
聞き手の上田「最近、相掛かりが増えましたね」
ハッシー「角換わりに飽きたんでしょうね」
私は相掛かりを観るのは好きだ。定跡の知識があまり必要ないし、切り合いになりがちで楽しい。

序盤、銀交換から折田がちょっとした手筋を出し、天彦が愚形の受けを強要された。
ハッシー「折田がうまくいってると思いますよ」
♪いいぞ、いいぞ、折田!
ハッシー「折田さんというのは、アマチュアではないんですよ。将棋がべらぼうに強いユーチューバー」

局面、▲棒銀vs△金銀4枚の雁木に組み変わった。持久戦模様でこう着状態だ。
ここも折田から打開、ハッシー「折田がやれる、やや有利に見えます」
♪いけ、いけ、折田!

・・・ところが! 折田さん、疑問の構想を指してしまう。
▲7二銀と打ち込んだのが、そうとうな疑問手。桂が欲しくて後手の8一の桂を取りにいったのだが、持ち駒の銀と交換してまで、働いてない後手の8一の桂を取るなんて、なんと損なことを・・・!
ただでさえ、戦場は2~3筋だったのだ。8一の桂なんて、居るか居ないかわからんような駒だったのに。
ハッシー「どういうことなんだ、これは。(先手を持って)自信なくなったな。天彦としてはありがたかったんじゃないか」

一気に息を吹き返した天彦。豊富な持ち駒を惜しみなくどんどん自陣に投入。できあがった後手陣は、めっちゃ手厚い。
それも、縦に手厚いのはよくあるが、横にずーっと手厚いのだ。後手陣ほぼすべてを金銀桂で埋め尽くす囲い。
後手陣はまるで巨大戦艦。これはまさに、宇宙戦艦ヤマト囲いだ(天彦はこのアニメが好き)
ハッシー「すごい厚みだな、これは」
折田もどうにかしようと、懸命のがんばり。
♪粘れ、粘れ、折田!

しかし、ヤマト囲いがあまりに巨大で、押されていく折田。
♪耐えろ、耐えろ、折田! やばい、やばい、折田!

折田陣は、と金を被弾し崩壊。天彦の自陣の飛車が波動砲のように見えた。
波動砲が放たれて竜となり、折田陣は大破した。
いったん天彦が優勢になったら、もう間違える雰囲気はなし。
折田はノーチャンスで、天彦に打ち取られた。 126手で天彦の快勝に終わった。 ああああああー。

ハッシー「折田さんが積極的に出て、最初はうまくいっていたと思う。しかし天彦の鬼のような受け潰しが出た」

あああああああーーー。ううーん。▲7二銀が悔やまれる。折田さん、残念。
でもまだこれからもチャンスはあるはず、次、がんばってください! 
折田さんはギャグセンスもあるんで、プロになられて楽しいトークをされる日を期待してます。
対プロ7人抜き、(再放送もあったので)私は楽しく観させてもらいました。

天彦は容赦なかった(^^; 宇宙戦艦ヤマト、強かった。藤井聡太が勝ち上がり2回戦で天彦と当たる対局を楽しみに待ってる。