ひらけ駒! 
南Q太著 モーニングKC
全8巻 1巻は2011年3月発行、8巻は2013年1月発行
評価 A

将棋を通して、家族愛を描こうとしているマンガ。将棋もメインなんだけど、少女漫画に近いものがある。
派手さが全くない。大冒険でもない。でも面白いのだ。
「なるべく小さな幸せと、なるべく小さな不幸せ、なるべくいっぱい集めよう」がコンセプト。

主人公の小学生、宝くんはかわいい。ママも美人。母一人子一人。ママがどんな仕事をしているのか、最後まで謎(笑)
小さなエピソードの数々が静かに読者の心に触れる、名作。

でもこのマンガ、問題がある。以下、ネタバレ。(知りたくない人は読まないで)







それは、最後が唐突に終わってしまっているのだ。
事情は知らないが、内容から見て、連載が打ち切りにされた可能性が高い。
ドラゴンボールで例えると、悟空がナメック星に旅立った、ところで終わっている。
そんなアホな~、フリーザとの戦いは? ここからどうなんの~、と誰もが思うはずだ。
途中で終わるなら、それなりに終わり方というものがあるはずなのだけど・・・。
・・・人気が出なかったのかなあ。アンケート主義の週刊少年ジャンプだったら、まずありえない類のマンガだった。
モーニングで連載はされたが、最後はジャンプなみの打ち切りか(^^;

去年に、「ひらけ駒!return」というのが新たに始まって、今月2巻目が発売されるそうだ。
しかし「return」はなんと、宝くんが将棋を始めたばかりの頃に時間は巻き戻り、という設定。
続きを描いてくれるんじゃないのか。ええええーー。
パラレルワールドを描くって、なんでそんなややこしいことをするのか、と思ってしまっていて、私はまだreturnは読んでません。