銀河戦 本戦Cブロック 7回戦
中村 修九段 vs 藤井聡太七段
2020年1月7日
解説:西尾 明七段
聞き手:香川愛生女流三段

銀河戦に藤井聡太の登場。聡太は今1勝で、決勝トーナメントに出るには、5人抜きしなければならない。

先手中村修で、相雁木。そこから中村修が右玉に。
聡太のほうから仕掛け、中村修も積極的に動いて、攻め合いとなった。

競った中盤で、どっちがいいのかわからない。解説の西尾は「中村のほうがいいかも?」との判断。
ドキドキの終盤に突入。聡太のほうには手が広く、いかにも間違えそうだが、強ければ正解を指し続けれるはず、という展開に。
しかしすでに30秒将棋の聡太。どうなる、どうなるか~!?
そこで、聡太の鬼手が出た~!絶好の攻防の角打ち!解説の西尾も「素晴らしい手」と絶賛。
その手が決め手となり、聡太が128手で勝ち切った。ギリギリの勝利だった。あぶねえええーー。
西尾「ヒリヒリするような終盤だった」

いやー、これ、敗れたとはいえ、中村修がこんなに強かったとは・・・。聡太が一手の妥協もせずに、それでやっと薄氷の勝利。
とても面白い好局だった。聡太の底力を引き出していた中村修。これだからベテランはあなどれない。
この一局は楽しかった!そして聞き手が香川さんで、観れて良かった。満足、満足!
次は森内と当たる聡太。次も本局のような好局を期待だ。