(この記事はフィクションです。実在の番組・人物とは関係ありません)

ナレーション「将棋を題材に五・七・五。今回のプレバトは将棋川柳。果たして、結果はー?」

浜ちゃん「今回は将棋をテーマに川柳をよむという番組になってます。川柳ですので季語はなくてけっこうです。句をよんだ後に、才能アリ・凡人・才能ナシの3段階に分かれます。いつものように査定には、なつい先生に来ていただいております。じゃあさっそく行きましょう。まず最初はこの句から」

作品その1
・密を避けろ 出したい 穴熊禁止令

浜ちゃん「先生ー、これは?」
なつい先生「気持ちはよくわかる句よ。相手にクマられると、ついこう思ってしまう。ある意味、穴熊は反則級に堅いからね。穴熊をやられたほうは、たまったもんじゃないわよね」
浜ちゃん「じゃあ才能アリ?」
なつい先生「それが、この人、もう一句出してるの。それも見て下さい」

作品その2
・STAY HOME 出したい 入玉禁止令

なつい先生「この人、二句、提出してるのよ。穴熊の次は入玉も反則だって言いたいわけよ。そんなの、ただ自分が弱いだけじゃないの。自分の弱さを相手の穴熊や入玉のせいにしてるんじゃないわよ。作品としてはいいけど、その性分が気に食わない。だから凡人よ」
浜ちゃん「先生、あいかわらず厳しいなあ。先生、直しは?」
なつい先生「性格を直しなさい」
浜ちゃん「・・・じゃあ次を見てみようか」

作品その3
・絶妙手 昔 称賛 今「ソフト?」

なつい先生「これは発想が平凡ね。凡人よ。寂しい世の中になったな、という句よね。特にネット対局では、すごい手をやったら『ソフト指しか?』と疑われちゃうんだから。プロでも三浦さんのように冤罪事件に巻き込まれる人が、今後も出るんでしょうね」
浜ちゃん「先生、採点が厳しいなあ。才能アリと言わせたいなあ」

作品その4
・勝負より 気になる聡太の 勝負めし

なつい先生「誰かが作るんじゃないかと思ってたのよ、勝負めしっていうテーマでね。中途半端な川柳AIが句を作ったら、こんな句ができるでしょうね。全く、棋士がめしを食べてるのが、そんなにめずらしいのかしら?私にはわからん。やっぱり、将棋というゲームの内容が難しすぎるから、めしの話題になっちゃうんでしょうけど。査定は凡人よ」
浜ちゃん「先生、厳しすぎるで。そんなこと言ってたら、将棋ファンが減ってしまうで」
なつい先生「どうせ、聡太フィーバーで増えた、にわかファンばっかりよ。サッカーのワールドカップの時だけ日本代表を応援するサッカーファンと同じよ」
浜ちゃん「・・・そういうライトなファン層の取り込みこそ、将棋界が待ち望んでいた現象やのに。もう次回から先生を替えないとあかんなあ。じゃあ次の句を」

作品その5
・三段が ソフトに二枚落ちで 負けた

なつい先生「この句を説明すると、この前、現役の奨励会三段が二枚落ちの下手で水匠というソフトに負けたのよ。もうね、これ、私ショックでね。YouTubeで棋譜を見たら、ソフトはしっかりとした指し回しで、勝つべくして勝ってる。私としては、名人がソフトに平手でボロ負けするまでは想定内だったの。でもまさか、二枚落ちで奨励会三段が負けるなんて・・・。私の頭では理解できない。川柳として見ると、この句は、作品と言う以前で、小学生の作文のようね。切り取ったところはいいけど、才能ナシよ」
浜ちゃん「先生、これは直しは?」
なつい先生「奨励会員の棋力を直しなさい」
浜ちゃん「・・・じゃあ次を行ってみましょう」

作品その6
・升田賞 ソフトのコピーで 獲れちゃった

なつい先生「これは句としてよく出来てる。この受賞はバカバカしかったわ。升田幸三賞を獲ったプロ棋士がいたんだけど、まるっきりソフトが発案したコピー。ソフトで流行ってる戦法、そりゃプロでも通用するっての。当たり前よ。そして最近ではelmo囲いという戦法で、ついにソフトが受賞。もう升田賞は終わりにしたら?と思える出来事だったわね。そこをよく表現してる。この句は才能アリよ」
浜ちゃん「たしかに、考えさせられる受賞やったなあ。先生がやっと才能アリって言うた!次はある?じゃあそれ、見てみようか」

作品その7
・ワイドショー 突然始まる 棋譜解説

なつい先生「これはセンスありよ。昨今の将棋あるあるよね。藤井聡太が活躍すると、昼のワイドショーにプロ棋士が呼ばれて、大盤を使って棋譜を解説するっていう。タナトラとか杉本とかが呼ばれてね。でもせっかく解説しても、聞いてるタレントとかMCの恵さんなんか全然ちんぷんかんぷんっていうのがよく伝わってくるわよ。ただでさえトッププロの高度な棋譜なんだから、ド素人が意味が分からないのは無理ないわ。将棋というゲームの難しいところよね。この句は何気ない日常をよく切り取ってるわ。才能アリ」
浜ちゃん「先生がまた才能アリって言うた!じゃあこの調子で最後、ラスト行ってみよう」

作品その8
・神童が 歴史を変えて ラノベ超え

なつい先生「聡太がタイトル最年少挑戦の記録を作ったわね。それで、ライトノベルの『りゅうおうのおしごと!』の作者の白鳥さんに『現実がフィクションを超えてる。もう俺ラノベ書かなくていいんじゃないかな』と言わしめたのよね。まさに、今の将棋ブームは聡太さまさまよね」
浜ちゃん「先生、この句は才能アリですか?」
なつい先生「いや、この句は平凡よ。才能アリは、藤井聡太の将棋の才能よ。聡太は将棋の才能アリ1位!未来の8冠、永世名人よ!」
浜ちゃん「なつい先生も、にわかファンと言うことが変わりませんやーん」 
ナレーション「なつい先生も認めた藤井聡太の才能、今後も聡太に大注目ー!」 END
(この記事はフィクションです)