(この記事はフィクションです。実在の番組・人物とは関係ありません)

ナレーション「またまた将棋を題材に五・七・五。今回のプレバトは将棋川柳、第3回。果たして、結果はー?」

浜ちゃん「今回も将棋をテーマに川柳をよむという番組になってます。川柳ですので季語はなくてけっこうです。句をよんだ後に、才能アリ・凡人・才能ナシの3段階に分かれます。いつものように査定には、なつい先生に来ていただいております。じゃあさっそく行きましょう。まず最初はこの句から」

作品その1
・ひとりごと 増える重度の 将棋オタ

浜ちゃん「先生ー、これは?」
なつい先生「これはもうしょうがないわよ。将棋を指していると、どうしてもひとりごとが多くなってしまう。将棋の実戦系のYouTuberなんか、延々ひとりごとを言ってるようなもんだから。句として目の付け所がいいわ。才能アリよ」
浜ちゃん「おお、今回はいきなり才能アリが来た!これは幸先がいいで。じゃあ次」

作品その2
・角換わり 流行りはソーシャル ディスタンス

なつい先生「たぶん、▲4八金▲2九飛型を言っているのね。ソフトで流行ってたのをプロが取り入れたのよね。句としてなかなか良くできてるけど、あとちょっと物足りない。凡人よ」
浜ちゃん「先生、直しは?」
なつい先生「コロナを広めないように、しっかり距離を取り直しなさい」
浜ちゃん「・・・じゃあ次を見てみようか」

作品その3
・10万で 棋書70冊 買ったった

なつい先生「これはすごいわ。給付金の10万円を全部棋書につぎ込んだのね。そんなにいっぺんに買っても、読み切れないけど、その意気や良し。出版社は喜んでるわ。この句には熱いパトスを感じるわ。才能アリよ」
浜ちゃん「おお、今回はもう2つも才能アリが出た。次もこの調子で」

作品その4
・チョコ みかん ケーキ うな重 特上寿司 

なつい先生「これ、ひふみんの勝負めしを並べただけ。前回、私は言ったわよね?こういうのは句として論外だって。全く才能ナシ。それに、一般人がひふみんの真似して食べてたら、絶対に食べすぎで糖尿病になるわよ」
浜ちゃん「先生、これは直しは?」
なつい先生「食生活を見直しなさい」
浜ちゃん「・・・次で挽回しよう」

作品その5
・やまがそば こがらや イレブン 内山田 

なつい先生「だから!これ、勝負めしで棋士が出前を取る店の名前を並べただけじゃないの。前回は関東の店バージョンだったけど、今回は関西の店バージョンになってる。でもそんなことはどうでもいいわ。川柳は作品であって、食べログじゃないっての。ふざけるんじゃないわよ。全然才能ナシ!」
浜ちゃん「先生を怒らせてしもうたか。さっきのとこれ、二句続けて低レベルやったからなあ。次で挽回や」

作品その6
・味良し道夫 マンモス ホットケーキ 難解ホークス

なつい先生「だから!!前回と全く同じパターンじゃない!豊川のオヤジギャグを4つ並べただけ!五・七・五も無視して、もう完全にふざけてるわね!これ作った人、出てきなさい。ぶん殴ってあげる。もう私、査定するの嫌。もう帰りたい」
浜ちゃん「あー、先生、また完全にブチ切れてしもうた。先生、直しは?」
なつい先生「一回死んで生まれ直しなさい」
浜ちゃん「・・・じゃあ次を行ってみましょう」

作品その7
・女流の棋譜 並べて「俺でも勝てるかも」

なつい先生「うーん、これは微妙ね。たしかに女流の級位者の棋譜は、かなりレベルが低いものもある。だけど、並のアマチュアが女流にそうそう勝てるもんじゃないわよ。だって、自分が指した棋譜をしっかり見て、比べてみなさい。まあうぬぼれはほどほどにしておくことね。句としてというか、人間として凡人よ」
浜ちゃん「先生、直しは?」
なつき先生「女流をナメてないで、もう一度将棋と向き合い直しなさい」
浜ちゃん「そうやなあ。次の句、行こうか」

作品その8
・棋士みんな 背広でまるで サラリーマン

なつい先生「この句はセンスありよ。本当に、なんで、棋士は勝負師のはずなのに、背広を着てるのが当たり前になっちゃってるのかしらね?しかも、少数の和服以外、もう100%みんな背広を着てる。昔、先ちゃんが若いころ、ジーパンで竜王戦挑戦者決定戦に出てたのを思い出すわ。棋士は月給取りじゃないんだから、各々が一番力が発揮できる戦闘服を着て来ればいいのに。この句は着眼点がいいわ。才能アリよ」
浜ちゃん「先生がまた才能アリって言うた!よしよしこの調子!残り、あと二句?じゃあ行ってみよう」

作品その9
・どうしても 囲碁のルールが わからない

なつい先生「これはストレートの直球で来たわね。私の心にズドーンとストライクよ。センスあるわ。これはかなり、将棋ファンあるあるじゃないかしら。将棋のリアル大会なんかに行くと、囲碁の大会も同時に開催されてたりするわけ。そこには小学生くらいの小さい子もいっぱい出場してるのよ。『俺はいまだに囲碁のルールがわからないのに、こんな小さい子たちが囲碁の大会に出てるのか・・・』って、ショックを受けるのよ。この句は才能アリ」
浜ちゃん「またまた才能アリ!じゃあラスト、行ってみよう!」 

作品その10
・聡太より 一基を応援 俺中年

なつい先生「藤井聡太が勝ちまくって、タイトルにダブル挑戦してるわね。この句は気持ちがよくわかるわ。聡太の活躍はたしかに頼もしくてワクワクするけど、百折不撓の木村一基にも、中年の意地を見せて欲しいわね。まあ聡太から4勝もしないといけないのは、気が遠くなるけど」
浜ちゃん「先生、この句は才能アリですか?」
なつい先生「いや、この句は平凡よ。才能アリは、藤井聡太の将棋の才能よ。聡太は将棋の才能アリ1位!未来の8冠、永世名人よ!でも木村一基もがんばってほしい!全国の中高年、がんばれ!」
浜ちゃん「なつい先生、うまくまとめたなあ」
ナレーション「今後も将棋界に大注目ー!」 END
(この記事はフィクションです)