第42期 霧島酒造杯 女流王将戦
本戦トーナメント 1回戦 第3局
中村真梨花女流三段 vs 竹部さゆり女流四段
2020年4月7日
解説:石田直裕五段
聞き手:真田彩子女流二段

マリカちゃんと竹部さんが登場。2人とも私が好きな女流だ。
解説の石田「中村は生粋の四間飛車党。マリカ攻めと呼ばれる攻めが魅力。竹部は早見え早指し」

事前のインタビュー
マリカ「竹部さんは才能のひらめきがある。視聴者の方に自分の将棋を覚えてもらいたい」
竹部「中村さん相手にはスコアが悪い。恥ずかしくない将棋を指したい」
これまでの対戦成績はマリカの4-2だそうだ。

先手マリカで、いつものごとくノーマル四間飛車。竹部は居飛穴に組もうとして、それを阻止すべくマリカから動き、戦いになった。

開始早々、テロップで「対局が長引いたので編集しています」と流れたので、どんなことになったかと思いきや・・・。

まずリードを奪ったのは竹部。54手目に先手の急所の1九の香を食いちぎり、ほぼ無条件と言える駒得を果たす。
これが大きく、ずーっと竹部がリードしていたと思う。
しかしマリカも決め手を与えず、粘る。
竹部がおかしくしたのは160手目。マリカの攻めを手抜いて、攻め合いに行ったのだが、これが完全に判断ミス。
竹部の攻めは効果なく、それどころかマリカに駒を渡すだけとなってしまった。
形勢は逆転。

しかし、193手目あたりで、マリカも間違える。マリカの玉は中段玉で寄らないかと思っていたが、一気に危なくなった。
ここでは竹部が勝ちになったはず。

だがしかし、竹部が勝利目前の3択の場面でミス。なんと最後は17手詰めのトン死を食らってしまった。マリカ、難局を制した。
211手でマリカの勝ち。
何回逆転したの(^^; 解説の石田「いろいろあった大熱戦」

局後のインタビュー
マリカ「みなさんにスリルを味わってもらえたかと思います」

私は途中で疲れて眠くなって中断した(笑) でも手数は長かったけど、ダレたところはなかったので、え、終わって200手以上もやってたのか、という印象だった。 
竹部さんにしてみれば、悔しい負け方だった。中盤の早い段階でモロに駒得してずっとリードしていたのに逆転され、チャンスが来た最後も自分のミスでトン死を食らって負け。ああああー、というところだ。

それで今回、私が思ったのは、長引いた場合の編集の技術の高さ。どこで編集でカットしたかわからない。おそらくカットしたのは序盤の思考時間だと思うけど、全くストレスや違和感なく観れた。スタッフさん、いい仕事をありがとう。パチパチパチ。

マリカは「次は強敵」と言っていた。次の相手は里見vs香川の勝者。たぶん里見だろう。
マリカの粘りは良かった。でもリードしたところからそのまま勝ち切る力がないと次は厳しいと思う。