7日の0時45分から放送された対局。当然、ネタバレがあるのでまだ観てない人は注意してください。

1回戦第17局 西山朋佳女流三冠 vs 佐々木慎七段
解説 中村太地七段 聞き手 中村桃子

さあー、NHK杯に女性の登場! ワクワクするなあー。楽しみだ!
今一番、私が観たい女性、西山さんが出るとあって、期待大!

西山はNHK杯の本戦は初出場とのこと。
解説の太地「西山は中盤の迫力がすさまじいものがある。終盤にも定評がある。佐々木は居飛車、振り飛車どちらも指す。センスがある」

事前のインタビュー
西山「佐々木先生はお手本のような手厚い振り飛車を指される印象。緊張もありますがベストを尽くせるようがんばりたい」
佐々木「西山さんはセンスがあり非常に力強い将棋を指す印象。面白くていい将棋が指せればなと思っています」

太地「僕と西山さんは研究会を一緒にやってる」 ほえー、そうなのか。西山は実力を認められてるんだなあ。

先手を西山がゲット。西山、初手▲7八飛から、▲ノーマル三間vs△居飛車の持久戦に進んだ。
西山は普通の本美濃、佐々木は銀冠に組む。
佐々木の挑発に西山が乗り、6筋から戦いが始まった。
太地「西山はちょっと無理気味でも、腕力で攻めを通してしまう」

佐々木が飛車先の8筋を突破しにかかる。西山も工夫した手で返す。西山としてはここの中盤のワカレは絶対互角以上で乗り切りたい・・・!なにせ、佐々木の銀冠がかなりの堅さに見えるから。
太地「ここで間違えると一気に形勢を損ねてしまうでしょう」

残り時間、▲8分vs△5分、時間的にはちょっと西山がリードしてるが、局面はどうか?
だいぶ捌きあったが・・・? 西山、がんばれ~!
だがしかし、無情にも、佐々木の何の働きもなかった8一の桂が、大活躍してしまう。西山が4手もかけた銀と交換になってしまったではないか! ぐうううううううううー、こ、これでは西山は苦しいのでは。

西山が苦慮して打った中央の角も、両取りだったのだが、手筋の受けで完全に受けられた。
これでは、角の打ち損・・・。

太地「佐々木は竜もできたし、後手玉は堅いし、佐々木ペース」
そしてなんと、佐々木、8九に成っていた竜を△8四竜と引き上げて、「絶対、負けません」と宣言したような手を指す!
ぎゃあ、げ、激辛流~、やめてくれ~。佐々木、忖度しろよ~。
太地「佐々木がうまく指してます。カラいですね~、何もさせませんという手」

追い詰められる西山。太地「ここから佐々木はラッシュしてくるでしょうね」
だが!佐々木はラッシュしてこなかった。おお、これはまだ長くなるぞ、まだチャンスはあるか??
どうにかならんかと思って観ている私。しかし、一気の寄せこそしなかったものの、佐々木の手は乱れなかった。

ガンガン西山陣を崩す佐々木。1筋の端の取り込みもめっちゃでかい。もうどんだけ佐々木の玉、堅くて広いのよ。
先手に金銀が何枚あったら佐々木の銀冠の玉は詰みまで行くんだ?

局面は一方的となってしまった。佐々木の放った、遠見の角が決め手となり、西山はしばらく受けていたが、駒損必至となり、潔く投げた。
108手で佐々木の勝ち。西山、完敗。佐々木の銀冠は、全く手つかず。
1筋の端が伸びた分、銀冠は戦闘開始時よりも広くなっていた。これ、すげー大差・・・orz
終局時の残り持ち時間は、西山▲2分vs佐々木△1分。

太地「佐々木の攻めが突き刺さった。中盤の6~8筋で佐々木がポイントを稼いだ。その後も佐々木は的確だった」

感想戦では、やはり後手の8一の桂と先手の左銀が交換になって、後手の有利が決定的となったとのことだった。
だが、先手の西山としては、どうやったら良かったかは示されなかった。

おおーーーい、何だよ、この大差はーーー。西山のいいところが全くと言っていいほど出せなかった。
私は「相手が佐々木慎なら勝ち目がかなりあるんじゃないか?」と密かに思っていたのだが、全くそんな甘い話ではなかった。
B2の佐々木慎、強し!それとも西山が弱いのか・・・。
そう思えてもしょうがないほどの大差がつけられて、西山は完敗してしまった。ぐうううううううう。
この悲しみをどうすればいいのやら。西山さん、三段リーグでの健闘をお祈りしています。