今日も今日とてまたAIの手を紹介。今回から、カテゴリーに「24でAIを観戦」を加えた。
観戦と言っても、私は最近は棋譜から、面白い手を探してきている。
25日の棋譜から。先手がHefeweizen。後手が約2400点の人。
▲三間飛車vs△右四間の対抗形からの、そろそろ終盤というところ。
先手のHefeweizenが、香得していて形勢がいいが、飛車が死んでいて、楽観はしていられない局面。
ここでAIがさすがの駒捌きを見せる。図は△7三金まで。
先手番。次の一手の難度★★★ (5段階で3) ヒント・攻め駒が足りないのをどうやって増やすか。









正解は▲9七桂。かなりめずらしい、強引に駒を増やす手筋だ。
本譜は以下、△同桂不成▲同飛△同成銀▲同香となり、先手は桂と銀を持ち駒に増やすことに成功した。なにせ、自陣は美濃がめっちゃ堅いので、これで優勢というAIの形勢判断だ。そこから▲3五桂と打ったのが急所で、後手陣を攻略した。
▲9七桂に△7七桂成なら、▲7七同銀で、やはり桂を持ち駒にできる。飛車もすぐに取られない。
なお、▲9七桂(やねうら王で1100点ほど先手有利)の他では、▲8六歩(500点ほど先手有利)もあるところ。
▲7四歩(600点ほど先手有利)もあるということだが、▲7四歩の意味が私にはわからない(^^;