開始日時:2022/05/17
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:GizumoのセカンドHN
後手:1級の人

▲2六歩
*先手が私。私の初手はいつも▲2六歩。
△3四歩 ▲7六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二飛
*おお、相手は四間飛車だ。
▲6八玉 △6二玉
*藤井システムは消えた。相手は振り穴か?
▲7八玉 △7二玉 ▲2五歩 △3三角
*これで相手の立石流も消えた。
▲5六歩 △3二銀 ▲6八銀
*私はたいがい急戦。
△8二玉 ▲3六歩
*振り穴でも私は急戦をする。
△7二銀
*美濃だった。
▲3七銀
*で、いつもの棒銀作戦。
△5二金左 ▲2六銀
*棒銀。今回はどうなるか?もう△4二角~△6四角が間に合う展開でもなさそうだ。
△1四歩 ▲5七銀
*シンプルな△4五歩のさばきを警戒している。もし△4五歩なら、▲3三角成~▲3七銀と下がって指すのが私流。
△9四歩 ▲9六歩 △4三銀
*これで△4五歩はなくなった。攻めてみるか。
▲3五歩 △3二飛 ▲3八飛
*金が2枚とも初期配置のままなのが私流。
△2二角
*でも、これはこれで攻略はやっかいだ。激指15の評価は全く互角。
▲4六歩
*4筋も攻めに加えたい。
△6四歩
*この歩で美濃がさらに堅くなる。振り飛車党なら覚えておきたい。
▲3四歩
*▲5八金右、または▲4八金と、一手待つ手もそうとう有力だった。そっちが本筋と思う。
△同 銀 ▲4五歩
*先手は攻めはいいとして、玉形が違いすぎるので、右側でポイントを稼げるかどうかだ。
△4三銀 ▲3五銀
*とりあえず銀は5段目に出れた。しかし形勢は互角。なにしろ後手はめっちゃ堅い。
△4五歩
*ここで▲4四歩という手もあった。3八の飛車にヒモがついているからだ。本譜とは全く違う展開になるので、解説は省略する。
▲2二角成
*この手は普通。角どうしが向かい合ったとき、居飛車から取るのが普通。
△同 飛 ▲6六角
*そして同じラインに角の打ち直し。後手はつらいようだが、何しろ美濃が堅いので、ここさえ耐えれば後手は戦えるのだ。
△1二飛 ▲2四歩 △同 歩 ▲2二歩
*普通の手に見えるが、激指の評判はあまり良くない。▲2三歩か、▲4八金と直しておくのが激指のおススメだ。
△2七角
*当然の反撃。△4七角~△2五角成を目指したほうが良かったようだが、これもある手。
▲3九飛
*まだ飛車は渡せない。
△3八歩 ▲同 金 △3六角成
*3五の銀の処置ををどうするか。
▲4八金 △3八歩
*ここが大きな岐路だった。
▲4九飛
*これが疑問手と激指。▲同飛が正解で、△3七歩に▲同飛と強く取ってしまい、飛車角交換でも後手が歩切れになるので先手有利とのこと。
△3五馬 ▲2一歩成 △4四銀 ▲1一と △4二飛
*先手は桂香を取り、後手は銀を取った。しかしこの局面、後手が500点ほど有利とのこと。後手がさばけているとの激指の判断だ。
▲3七香 △2五馬 ▲3四歩
*先手は、なんとか攻めをつなげたい。
△3九歩成 ▲同 飛 △2八銀 ▲4九飛 △3七銀不成▲同 金
*ここでは先手の桂得なのだが、後手は玉が堅く、遊び駒がない。
△3四馬
*ここで私は思った、「やる手がない」(^^;
▲2一と △4三馬 ▲3一と △7六馬
*ここでも思った、困った、と。
▲3六桂
*次の後手の手が全く見えてない。
△6五香
*うわ、なんだこれは。そうか、角がどけば△6七馬で王手飛車。そうなったら終わりだ。こんなことなら▲6八金と受けておけばよかった。
▲7七歩 △8五馬 ▲7六銀
*懸命のがんばり。
△同 馬 ▲同 歩 △6六香 ▲4四桂
*銀を取ったが、▲3二と、という手もあったようだ。
△6七香成 ▲同 玉 △4四飛
*形勢は1500ほども後手がリードしている、と激指。先手が香得だが歩切れで、先手陣だけ乱れまくっている。
▲2二角
*何とかならんか?
△3五角
*後手の疑問手。普通に△3四飛が優った。
▲3六香 △5七角成 ▲同 玉
*後手の猛攻が始まるだろうが、先手は耐えるしかない。
△6五桂
*先手はどこに逃げるか、迷う。いいタイミングの王手だと思う。
▲6七玉 △4二飛 ▲3二と △4三飛 ▲3三香成
*先手は飛車をいじめて、なんとか勝負に持ち込みたい。後手の攻めを受けきれるのか?
△同 飛
*△4四飛では紛れると、もう切ってきた。後手の猛攻の予感。
▲同角成 △5七銀
*ん-、良い手だ。ここで勝負手があったのだが、私は逃す。次の手、激指のおススメを指すのは難しいと思う。
▲7八玉
*早逃げしたつもりだったが、▲7五角と打つのが粘りある手だった。次の後手の手はうまい。先手が歩切れなので・・・。
△6六香
*すこぶる厳しい。負けを覚悟した。
▲7九金
*この手は受けになっていない。ここで後手に決め手があった。
△4八銀打
*これも飛車取りで、一見筋なのだが、ここでは△6八銀打が決め手だった。それなら後手が勝っていただろう。
▲同 飛 △同銀不成 ▲6六馬
*なんと香が取れた。ここでは逆転の手ごたえを感じた。
*激指でも一気に互角まで評価が戻っている。
△5七銀不成▲6七馬 △2八飛
*ここで▲3八銀打も考えたが、△3六歩が嫌なのでやめた。
▲6八香 △2九飛成 ▲4一飛 △1九龍 ▲4二と
*どっちの攻めが速いか?
△6六香
*いったん△6二金寄が有力だった。その場合は先手も▲5五角がいいらしい。なお、やねうら王は△8五桂~△7七香で後手勝ちだと言っている。△8五桂は激指には読めてない手だ。
▲5二と △6七香成 ▲同 香
*後手玉は詰めろ。先手玉に詰みはあるか?
△7九龍 ▲同 玉 △6八金 ▲8八玉
*ここで相手が投了。先手玉に詰みなし。後手は次に▲7一銀からの余り詰め。考慮時間は私が約11分、相手が約19分。なかなかの力の入った激戦だった。先手は金2枚を初期配置から仕掛けていったが、やはり実戦的に勝ちにくいようだ。
*
まで121手で先手の勝ち