2022.05.25
▲居飛車棒銀vs△四間飛車の4五ポン 対策
今回は研究です。激指15とやねうら王に手伝ってもらってるので、そんな変な手はないはずです。
居飛車急戦で意外と困るのが、四間飛車側から△4五歩とカンタンに突いて角交換を迫ってくる変化。これについて考えます。
下の棋譜をKifu for Windowsに張り付けて見てください。
先手:居飛車の棒銀
後手:四間飛車△4五ポン
▲2六歩
*今回は、▲居飛車の棒銀vs△四間飛車の△4五ポンを研究してみる。協力・激指15とやねうら王
△3四歩
*序盤は早回しで見てください。
▲7六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二飛 ▲5六歩 △3二銀
▲6八玉 △6二玉 ▲7八玉 △7二銀 ▲2五歩 △3三角
▲5八金右 △7一玉 ▲3六歩 △9四歩 ▲9六歩 △5二金左
▲6八銀
*ここまでの手順は適当です。だいたいこんなところかと。
△8二玉 ▲5七銀左 △6四歩 ▲3七銀
*先手は棒銀模様。
△7四歩 ▲2六銀
*問題の局面。この次の一手が今回のテーマ。
△4五歩
*こう軽く突き出す手を、△4五ポンと呼んでいる。
*これに対しては棒銀はどうするか。
▲3三角成
*急戦で角が向き合って取れるときは、居飛車から角交換するのが普通。
△同 銀
*さて、ここから。▲3五歩もあるのだが、どうにも後手にさばかれやすい。玉形が違いすぎるのだ。私は違った指し方をおすすめしたい。
▲3七銀
*銀を引き上げる。これは知っていないと指せない。
△6三金
*後手は△5二金型で待機する人もいるだろう。以下の後手の駒組みは一例として見て欲しい。
▲4八銀右
*さらに銀を引く。先手の狙いは何か?
△7三桂
*先手の狙いは、▲5五歩と突くこと。
*しかしここで▲5五歩と突くと、△5四歩▲同歩△5五角でダメ。
▲3七桂
*これで▲5五歩と突く準備ができた。次の後手の一手は、後手が何を指すか、先手側は緊張するところ。
△8四歩
*やった!△5四歩と指して来なかった!というわけで、先手はもちろん次の一手は・・・。
▲5五歩
*ここの位を取る。これが非常に大きい。この後の進行を見るとそれが分かる。
*なお、△8四歩でなく△5四歩なら、全く互角。ただ、後手が△5二金型で待っている場合は△5四歩とすると▲3一角があるので突きにくい。
△1四歩
*もう後手はやる手がない。やる手がなくなることが△4五ポンの作戦の欠点である。
▲5六銀
*この銀が出たかった。次に▲4五桂とすれば、一歩得で桂が活用でき、先手が有望。
△4六歩
*後手は、仕方なく歩を交換に行くくらい。
▲同 歩 △同 飛
*これは銀取りなので、受けなければならない。
▲4七金
*▲4七金と上がるのが手堅い。▲4七銀上だと△3九角の筋が残る。
△4二飛
*4二以外に飛車を引くと、▲3二角がある。
*ここで先手に手筋の一手がある。
▲4三歩
*厳しい。技あり。取ればもちろん▲3二角。後手、すでに困っている。
△2二飛
*飛車の逃げ場は色々あるが、ここからは一例。
▲4五桂
*桂を跳ねて・・・。
△4四銀
*△2二飛以外の逃げ場だと、次に▲2四歩があったので、後手は仕方がないところ。
▲3一角
*これが厳しい。ここではすでに先手の優勢。後手が不利になった原因として、5筋の位を取られたところにある。
*<まとめ>△4五ポンには棒銀を引いて、▲3七桂~▲5五歩~▲5六銀~▲4五桂。このイメージで指そう。以上。
居飛車急戦で意外と困るのが、四間飛車側から△4五歩とカンタンに突いて角交換を迫ってくる変化。これについて考えます。
下の棋譜をKifu for Windowsに張り付けて見てください。
先手:居飛車の棒銀
後手:四間飛車△4五ポン
▲2六歩
*今回は、▲居飛車の棒銀vs△四間飛車の△4五ポンを研究してみる。協力・激指15とやねうら王
△3四歩
*序盤は早回しで見てください。
▲7六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二飛 ▲5六歩 △3二銀
▲6八玉 △6二玉 ▲7八玉 △7二銀 ▲2五歩 △3三角
▲5八金右 △7一玉 ▲3六歩 △9四歩 ▲9六歩 △5二金左
▲6八銀
*ここまでの手順は適当です。だいたいこんなところかと。
△8二玉 ▲5七銀左 △6四歩 ▲3七銀
*先手は棒銀模様。
△7四歩 ▲2六銀
*問題の局面。この次の一手が今回のテーマ。
△4五歩
*こう軽く突き出す手を、△4五ポンと呼んでいる。
*これに対しては棒銀はどうするか。
▲3三角成
*急戦で角が向き合って取れるときは、居飛車から角交換するのが普通。
△同 銀
*さて、ここから。▲3五歩もあるのだが、どうにも後手にさばかれやすい。玉形が違いすぎるのだ。私は違った指し方をおすすめしたい。
▲3七銀
*銀を引き上げる。これは知っていないと指せない。
△6三金
*後手は△5二金型で待機する人もいるだろう。以下の後手の駒組みは一例として見て欲しい。
▲4八銀右
*さらに銀を引く。先手の狙いは何か?
△7三桂
*先手の狙いは、▲5五歩と突くこと。
*しかしここで▲5五歩と突くと、△5四歩▲同歩△5五角でダメ。
▲3七桂
*これで▲5五歩と突く準備ができた。次の後手の一手は、後手が何を指すか、先手側は緊張するところ。
△8四歩
*やった!△5四歩と指して来なかった!というわけで、先手はもちろん次の一手は・・・。
▲5五歩
*ここの位を取る。これが非常に大きい。この後の進行を見るとそれが分かる。
*なお、△8四歩でなく△5四歩なら、全く互角。ただ、後手が△5二金型で待っている場合は△5四歩とすると▲3一角があるので突きにくい。
△1四歩
*もう後手はやる手がない。やる手がなくなることが△4五ポンの作戦の欠点である。
▲5六銀
*この銀が出たかった。次に▲4五桂とすれば、一歩得で桂が活用でき、先手が有望。
△4六歩
*後手は、仕方なく歩を交換に行くくらい。
▲同 歩 △同 飛
*これは銀取りなので、受けなければならない。
▲4七金
*▲4七金と上がるのが手堅い。▲4七銀上だと△3九角の筋が残る。
△4二飛
*4二以外に飛車を引くと、▲3二角がある。
*ここで先手に手筋の一手がある。
▲4三歩
*厳しい。技あり。取ればもちろん▲3二角。後手、すでに困っている。
△2二飛
*飛車の逃げ場は色々あるが、ここからは一例。
▲4五桂
*桂を跳ねて・・・。
△4四銀
*△2二飛以外の逃げ場だと、次に▲2四歩があったので、後手は仕方がないところ。
▲3一角
*これが厳しい。ここではすでに先手の優勢。後手が不利になった原因として、5筋の位を取られたところにある。
*<まとめ>△4五ポンには棒銀を引いて、▲3七桂~▲5五歩~▲5六銀~▲4五桂。このイメージで指そう。以上。
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