開始日時:2022/10/29
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:GizumoのセカンドHN
後手:初段の人

*24の初段どうしの一戦。お互いにもう少しで二段に届きそうなレート。
▲2六歩
*先手は私。いつもの居飛車。
△3四歩
*実は、さっき対戦しており、同じ相手と2連戦。深夜だと人が少ないのでこういうことがある。
▲7六歩 △4四歩
*一局目は私のボロ負けだった。リベンジ戦。
▲4八銀 △4二飛
*一局目は▲急戦vs△四間飛車の振り穴だった。今回もそうなるか。
▲6八玉
*しばらく駒組み。
△6二玉 ▲7八玉 △7二玉 ▲2五歩 △3三角 ▲5六歩
△3二銀 ▲3六歩
*私は急戦を目指す。先手番だし。
△8二玉 ▲5八金右 △9二香
*やはり熊ってきたか。急戦党には強敵だ。
▲6八銀 △9一玉 ▲5七銀左 △8二銀
*さて、先手はどの作戦でいくか。
▲3七銀
*やはり棒銀が私は一番しっくり来る。エース戦法だ。
△7四歩
*後手はちゃんと勉強している指し方。7筋に飛車を振り直すのだ。
▲2六銀
*銀が出て、さあ勝負。後手の対応や如何に。
△7二飛
*この飛車回りでなく△4五歩のような手もあるのだが、その場合は角交換ですごい持久戦が予想される。
*この7筋をどうすべきか。
▲6六銀
*守っておいた。一局目は同じような形で7筋を交換されて▲7七歩を余儀なくされ、角が使えなかったのが敗因となったからだ。
△4三銀 ▲3五歩 △3二金
*ここがけっこうポイント。すぐに▲3四歩と取り込むより、次の手を指したい。
▲3八飛
*力を溜める飛車回り。これで相手から△3五歩を取らせる。
△3五歩 ▲同 銀
*銀が5段目に進出できて、作戦としてはまずまず。しかし激指は形勢は全く互角と言っている。
△7一金 ▲3四歩
*▲3四銀とぶつけるのは相手の駒が捌けてくる。先手としては押さえ込みたいのだ。
△5一角 ▲3六飛
*常道の飛車浮き。これで▲3七桂の活用が見込める。
△1二香
*先手の角道が止まっているので、意味がなかったかも。△7三角として▲3七桂なら△3八歩としたかった。△7三角には先手は▲4六歩が正解とのこと。
▲7九角
*まだ全く互角。
△6四歩 ▲4六角 △5四銀
*次の手は必然。
▲3七桂
*△4五銀の防ぎ。先手としては、攻撃部隊がここまで組みあがれば本望だ。
△4三金
*さて、先手はどうするか。後手にやる手がなくなってきているのに注目したい。
▲9六歩
*端を狙っていく。後手は指したい手がない。
△6五歩 ▲7七銀
*銀を引いて、先手玉は、かえって固まった意味がある。
△7五歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲7六歩 △7四飛 ▲9五歩
*7筋を交換してきたが、△9四歩と受けておくのも一考だった。
△4五歩 ▲5七角 △6三銀
*後手も形を乱さず、待っている。ここまで、互いにミスなく高度な応酬だと思う。とても初段どうしとは思えない。
▲6八金上
*さらに力を溜める。
△5四金
*金が出てきたが、特に狙いもなさそう。先手は、そろそろ行くか。
▲2四歩
*仕掛け。ここから中盤だ。
△同 歩 ▲同 銀
*次に▲2二歩などの攻めがある。
△4四金
*どうするか、考え所。中盤の難所。
▲3五銀
*好手。▲2二歩は△3四金で紛れるところだった。
△同 金 ▲同 飛 △2四角
*こう角が出たくなる。
▲2五飛 △5七角成 ▲同金直
*しかし、こうなってみると、先手が有望だ。
△3四飛 ▲2一飛成
*ここで相手の手が止まった。△3七飛成には▲5五角が決め手で一気に勝負がつく。▲7一竜で金が取れるからだ。
△4六歩
*局面は先手優勢。しかしここからまだ分からないのが初段どうし。この△4六歩の勝負手には感心した。よく思いつくものだ。
▲9四歩
*満を持しての端攻め。一段竜との組み合わせで、厳しい手。ただ、ここでは▲4五角のほうが良かったと激指。
△同 歩 ▲9三歩 △同 香 ▲8五桂
*順調に端を攻めている。
△3七飛成 ▲9三桂成 △同 桂 ▲9四香 △9二歩 ▲9九香
*▲6二金と張り付いておくのもあったところ。
△3一歩
*手筋。
▲1二龍
*こう竜を活用する手があるから、後手の香は1一に居たほうが良かった。結果論だが。
△3二桂
*さあ、先手はどんどん攻めていきたい。
▲5五角 △6四銀打 ▲4六角
*これで、相手からの、と金攻めはなくなった。
△3九龍
*激指によれば形勢は1000ほど先手良し。しかし、何をしたものか。
▲9八香打
*とにかく足しておいた。
*激指のおススメは▲8六香だった。
△8五桂打 ▲6九金打
*がっちり受けておいた。
△7七桂成 ▲同 桂 △5九角
*この手は疑問手。△7五歩と迫るべき、と激指。
▲5八金引 △6八角成 ▲同金寄
*あまり役に立ってなかった5七の金が持ち駒の角になったので、先手の優勢が拡大した。
*しかし、ここで後手に勝負手が出る。
△6六歩
*なんだこれは?意味が分からない。
▲8五桂
*無視して良さそう、と判断した。しかしこの桂跳ねは負ければ敗着となっていた。ここでは形勢が大逆転している。
△6七歩成 ▲同 金 △6六歩
*ここまできて、なんかヤバそう、と気づく私。しかし時すでに遅し。4手前の△6六歩には▲同歩が正解だった。
▲同 金 △7七銀
*攻められて、一気に大ピンチに。ただここでは後手としては△7七歩が優った。
▲同 玉 △6九龍
*△8五桂と王手で取るのが優ったとのこと。
▲9三桂成
*▲9三香成が優ったとのこと。
△同 銀 ▲同香成
*8五に先手の桂がいなくなったのが影響して、次に後手に決め手があった。
△同 歩
*痛恨のミス。△7八金▲8六玉△7四桂で、先手は玉を9筋に逃げるしかなく、香が陰になってしまい、後手の勝ちだった。
▲同香成
*これもミス。▲9二銀がいいらしい。もうグダグダ(笑)
△8五桂
*これもミス。△7八金から、実は先手玉に詰みがあった。△7八金▲8六玉△7四桂以下、金香歩が持ち駒にあるので詰む。
▲8六玉 △9五金
*▲同玉か、▲同香か。どっちかは詰む。
▲同 香
*▲同香で正解。▲同玉なら△9九竜から詰んでいた。久しぶりにまともな手が出た(笑)
△8一玉
*先手は持ち駒がいっぱいあるので、後手玉は詰んでるんだろうなー、と思ったが、私の棋力では詰ませられない。
▲8三成香 △7二金 ▲9二香成 △7一玉 ▲8二金 △同 金
▲同成香寄 △6二玉 ▲8四角
*後手玉を必至にすべく、追い込んでいく。
△7三歩 ▲4二金
*先手玉は上が抜けているので、ようやく勝ちが見えた。
△9六金 ▲8五玉 △7四銀 ▲9四玉
*もう先手玉は詰まない。
△8三銀 ▲同 玉 △6六龍 ▲7三角成
*ようやく詰んだ。序盤と中盤は100点で、終盤があまりにもグダグダ。
△同 銀 ▲同角成
*終盤、お互いに逆転しすぎ。これが初段クオリティ。100手目の△6六歩の勝負手はすごかったと思う。もっとすっきり勝たないといけない。総消費時間はお互いに約10分。
まで139手で先手の勝ち