2023.03.06
vs筋違い角 模様の取り方が難しい力戦
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:GizumoのセカンドHN
後手:初段の人
▲2六歩
*私の先手。早指し2。私も相手も初段。
△3四歩 ▲7六歩 △3二金
*変わったことをしてくる。ここは相手の誘いに乗ろう。そのほうが面白そうだから。
▲2五歩 △8八角成
*相手は一手損角換わりだった。
▲同 銀 △2二銀 ▲3八銀 △3三銀 ▲3六歩
*しばらくは駒組みだろう。こっちは早繰り銀で速攻を狙う。速攻は対一手損角換わりの常道だ。
△5四角
*筋違い角、打ってきたかー。でも、実は私はこういう変則的な手は歓迎。奇襲退治は得意なほうだ。
▲3七銀
*将来的に▲3五歩とぶつけたいので、右の歩を守ることを優先した。
△7六角 ▲6八玉 △8四歩 ▲7八金
*▲7八銀型ではなく▲8八銀型なので、▲7八金の応援が効く。8筋は当面、大丈夫だろう。
△8五歩 ▲4六銀
*先に▲7七銀とすると、△5四角と引かれて、この▲4六銀が上がれなくなる。△3六角と歩を取られてしまうからだ。
△9四歩
*端攻めで△9八歩の筋を狙ってきた。でも受けなくてもまだ大丈夫そう。
▲3五歩
*早い仕掛けだが、待つ手もわからなかった。
△同 歩 ▲同 銀 △5四角
*▲2四歩は△2七歩の筋で失敗する。
▲3四歩
*ここを押さえたが、善悪は微妙だった。
△2二銀
*△4四銀が有力だった。そっちのほうが押さえ込まれず、後手としては良かっただろう。
▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩
*飛車の引き場所は・・・
▲2六飛
*ここがベストだと判断。
△3六歩
*この手は後手の好手。2九の桂の働きを封じており、次に△3七歩成▲同桂△3六歩の狙いがある。成立しているかは微妙だが先手としては怖い。
▲4八金
*3七の地点を補強。
△9五歩
*この手は次の△9六歩~△9八歩を狙っており放置できない。
▲7七銀
*これで△8六歩に▲同銀とできる。それを△同飛と切ってムリヤリ△9八歩を実現させる手もあるが、さすがに攻めすぎだろう。
△5二金
*ここから第二次駒組みとなった。
▲5六歩 △6四歩 ▲5五歩
*どっか行け。
△6三角
*ここで私は何をするべきか迷った。
▲7九玉
*とりあえず玉を固めておいた。
△6二銀
*形勢判断だが、激指15によるとほぼ互角とのこと。
▲8八玉
*しかし先手は角と一歩を持っている。後手だけ歩を持っている場合は互角だろうが、先手も歩を持っているのでちょっと先手が勝ちやすいだろう。
△1四歩 ▲4六歩
*この手は感触が悪かった。△7四角とされたら、角筋が先手陣に利いてくる。
△4一玉 ▲6六歩
*様子を見ている。暴発しないことが大事。
△7四歩
*この手は、ありがたいと思った。疑問手と感じた。先手は次の手が指しやすくなったからだ。
▲5六角
*これで2筋突破を狙った。ここで△7四角のぶつけがないので、安心して打つことができた。
△7五歩 ▲2四歩
*さあ、攻めるぞ~。
△4二金右
*ここで後手が△同歩は▲同銀で▲3三歩成の筋で2筋が突破されてしまうので、しかたないところ。
▲2三歩成 △同 銀
*次の最善手、わかるだろうか。ぜひ考えてほしい。私は逃してしまった。
▲2四銀
*これがチャンスを逃した疑問手。ここでは▲3三歩成△同金右▲3四歩以下、2筋を破ることができた。逸機(いっき)だ。
△同 銀 ▲同 飛
*まだ全く互角と激指15。
△2三歩 ▲2六飛
*ここで先手は次の手、ある手を狙っている。だから銀交換でもいいか、と思ったのだ。
△8四飛
*もし後手が何もしなければ▲8三銀と打って、飛車が詰んでいた。
*ここでまた何をしたものか、私はわからなくなった。
▲1六歩
*いかにも、手がないです、ということを示した手。まあ秒読みだし、何か指さなくてはいけないのだから、しょうがない。
△3五銀
*先手はどう対応するか。△4六銀~△5五銀と活用されては、やっかいだ。
▲2五飛
*これで△4六銀には▲4七歩がある。そこで△1三桂もあるが、さすがに指す気になれなかったのだろう。
△2四銀 ▲2七飛
*ここに引いたのは、我ながらうまい。
*しかし、こう着状態をどう解除するのか、まだ全然見えない。後手は2筋はすごく堅くなった。
△7三桂
*次の手、よく指せたと思う。
▲7六歩
*これは実戦的な好手。△7三桂跳ねに反応した手だ。
△5四歩 ▲7五歩 △5五歩
*ここで、技ありの一手が先手に出る。
▲7四角
*これで角交換は必然に。
*後手は受け方が難しく、間違いやすい。
△同 角 ▲同 歩 △同 飛 ▲8三角
*急所に角が打てた。先手がはっきり優勢に。
△8四飛 ▲7二角成
*これで、この一局は、もらったと思った。
△5二玉 ▲7五銀
*厳しい。後手は代償がない。
△9四飛 ▲7四歩
*桂得が確定。
△9二飛 ▲7三歩成 △7二飛 ▲同 と
*飛車・桂と角の交換で、急所にと金までできた。先手勝勢。
△5三銀 ▲6一飛
*あとは、冷静に攻めていけばいい。以下、平凡な手で良い。
△4四歩 ▲6四銀 △4三玉 ▲5三銀成 △同 玉 ▲9一飛成
△4三玉 ▲2一龍 △3七歩成 ▲同 飛 △5九角 ▲3三銀
△4八角成 ▲3二銀不成△同 金 ▲同 龍
*じりじりした序盤・中盤だったが、うまく指せた。激指15の棋譜解析では、先手が不利になったときはなかった。
△同 玉 ▲3三金
*2筋の突破を成功できなかったことだけは問題だったが、他はとてもうまく指せた。
*総考慮時間は、私が11分、相手が16分。
まで105手で先手の勝ち
先手:GizumoのセカンドHN
後手:初段の人
▲2六歩
*私の先手。早指し2。私も相手も初段。
△3四歩 ▲7六歩 △3二金
*変わったことをしてくる。ここは相手の誘いに乗ろう。そのほうが面白そうだから。
▲2五歩 △8八角成
*相手は一手損角換わりだった。
▲同 銀 △2二銀 ▲3八銀 △3三銀 ▲3六歩
*しばらくは駒組みだろう。こっちは早繰り銀で速攻を狙う。速攻は対一手損角換わりの常道だ。
△5四角
*筋違い角、打ってきたかー。でも、実は私はこういう変則的な手は歓迎。奇襲退治は得意なほうだ。
▲3七銀
*将来的に▲3五歩とぶつけたいので、右の歩を守ることを優先した。
△7六角 ▲6八玉 △8四歩 ▲7八金
*▲7八銀型ではなく▲8八銀型なので、▲7八金の応援が効く。8筋は当面、大丈夫だろう。
△8五歩 ▲4六銀
*先に▲7七銀とすると、△5四角と引かれて、この▲4六銀が上がれなくなる。△3六角と歩を取られてしまうからだ。
△9四歩
*端攻めで△9八歩の筋を狙ってきた。でも受けなくてもまだ大丈夫そう。
▲3五歩
*早い仕掛けだが、待つ手もわからなかった。
△同 歩 ▲同 銀 △5四角
*▲2四歩は△2七歩の筋で失敗する。
▲3四歩
*ここを押さえたが、善悪は微妙だった。
△2二銀
*△4四銀が有力だった。そっちのほうが押さえ込まれず、後手としては良かっただろう。
▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩
*飛車の引き場所は・・・
▲2六飛
*ここがベストだと判断。
△3六歩
*この手は後手の好手。2九の桂の働きを封じており、次に△3七歩成▲同桂△3六歩の狙いがある。成立しているかは微妙だが先手としては怖い。
▲4八金
*3七の地点を補強。
△9五歩
*この手は次の△9六歩~△9八歩を狙っており放置できない。
▲7七銀
*これで△8六歩に▲同銀とできる。それを△同飛と切ってムリヤリ△9八歩を実現させる手もあるが、さすがに攻めすぎだろう。
△5二金
*ここから第二次駒組みとなった。
▲5六歩 △6四歩 ▲5五歩
*どっか行け。
△6三角
*ここで私は何をするべきか迷った。
▲7九玉
*とりあえず玉を固めておいた。
△6二銀
*形勢判断だが、激指15によるとほぼ互角とのこと。
▲8八玉
*しかし先手は角と一歩を持っている。後手だけ歩を持っている場合は互角だろうが、先手も歩を持っているのでちょっと先手が勝ちやすいだろう。
△1四歩 ▲4六歩
*この手は感触が悪かった。△7四角とされたら、角筋が先手陣に利いてくる。
△4一玉 ▲6六歩
*様子を見ている。暴発しないことが大事。
△7四歩
*この手は、ありがたいと思った。疑問手と感じた。先手は次の手が指しやすくなったからだ。
▲5六角
*これで2筋突破を狙った。ここで△7四角のぶつけがないので、安心して打つことができた。
△7五歩 ▲2四歩
*さあ、攻めるぞ~。
△4二金右
*ここで後手が△同歩は▲同銀で▲3三歩成の筋で2筋が突破されてしまうので、しかたないところ。
▲2三歩成 △同 銀
*次の最善手、わかるだろうか。ぜひ考えてほしい。私は逃してしまった。
▲2四銀
*これがチャンスを逃した疑問手。ここでは▲3三歩成△同金右▲3四歩以下、2筋を破ることができた。逸機(いっき)だ。
△同 銀 ▲同 飛
*まだ全く互角と激指15。
△2三歩 ▲2六飛
*ここで先手は次の手、ある手を狙っている。だから銀交換でもいいか、と思ったのだ。
△8四飛
*もし後手が何もしなければ▲8三銀と打って、飛車が詰んでいた。
*ここでまた何をしたものか、私はわからなくなった。
▲1六歩
*いかにも、手がないです、ということを示した手。まあ秒読みだし、何か指さなくてはいけないのだから、しょうがない。
△3五銀
*先手はどう対応するか。△4六銀~△5五銀と活用されては、やっかいだ。
▲2五飛
*これで△4六銀には▲4七歩がある。そこで△1三桂もあるが、さすがに指す気になれなかったのだろう。
△2四銀 ▲2七飛
*ここに引いたのは、我ながらうまい。
*しかし、こう着状態をどう解除するのか、まだ全然見えない。後手は2筋はすごく堅くなった。
△7三桂
*次の手、よく指せたと思う。
▲7六歩
*これは実戦的な好手。△7三桂跳ねに反応した手だ。
△5四歩 ▲7五歩 △5五歩
*ここで、技ありの一手が先手に出る。
▲7四角
*これで角交換は必然に。
*後手は受け方が難しく、間違いやすい。
△同 角 ▲同 歩 △同 飛 ▲8三角
*急所に角が打てた。先手がはっきり優勢に。
△8四飛 ▲7二角成
*これで、この一局は、もらったと思った。
△5二玉 ▲7五銀
*厳しい。後手は代償がない。
△9四飛 ▲7四歩
*桂得が確定。
△9二飛 ▲7三歩成 △7二飛 ▲同 と
*飛車・桂と角の交換で、急所にと金までできた。先手勝勢。
△5三銀 ▲6一飛
*あとは、冷静に攻めていけばいい。以下、平凡な手で良い。
△4四歩 ▲6四銀 △4三玉 ▲5三銀成 △同 玉 ▲9一飛成
△4三玉 ▲2一龍 △3七歩成 ▲同 飛 △5九角 ▲3三銀
△4八角成 ▲3二銀不成△同 金 ▲同 龍
*じりじりした序盤・中盤だったが、うまく指せた。激指15の棋譜解析では、先手が不利になったときはなかった。
△同 玉 ▲3三金
*2筋の突破を成功できなかったことだけは問題だったが、他はとてもうまく指せた。
*総考慮時間は、私が11分、相手が16分。
まで105手で先手の勝ち
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