2023.04.10
自分の限界を感じた一局 自戦記
開始日時:2023/04/10
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:1級の人
後手:GizumoのセカンドHN
▲2六歩
*24の早指し2。相手は1級。私は後手。
△8四歩
*相掛かりになりそうだ。
▲2五歩 △8五歩 ▲9六歩
*早い端歩。
△3二金
*間違って、この金をはぶいて△8六歩▲同歩△同飛と行くと、一気に後手不利になる。
▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩 ▲2六飛
*戦型は相掛かりに。
△7二銀 ▲9五歩
*端歩を2つも突いてきた。後手としては、端が関係ない早い戦いにして主導権を奪いたい。
△1四歩
*とは言っても、△7四歩などだと、▲2四歩の合わせから十字飛車で歩をかすめ取られることを心配した。
▲1六歩 △7四歩 ▲4八玉
*なんだこれは。ひねり飛車狙いか?しかしもう先手は7筋の位は取れないぞ。
△7三銀 ▲3六飛
*相手は、またよく分からないことをしてくる。△7四歩と突いてあればこの飛車寄りも理解できるのだが。
△6四銀
*銀が前に出て、私の得意の形になった。私の将棋はとにかく銀を前に出す棋風だ。
▲7六歩 △4一玉
*一個、寄っておいた。居玉はまずいかな?という、フィーリング。(感覚)
▲7八金 △8六歩
*そろそろ交換しておくか。
▲同 歩 △同 飛
*先手の次の手に、びっくりだ。
▲7五歩
*うお、そんな手があるのか。
△8四飛
*もちろん飛車交換はしない。なんか、有利になった気がしていた。激指先生は-130ほどで、互角と言っている。
▲7四歩
*ここは私は、かなり迷った。
△8六歩
*こうやりたくなるところ。もし8筋突破できれば、簡単に勝てるから。
▲6六角
*ここでは互角、と激指先生。
△7四飛
*味良く取れた。
▲7七角 △7五銀
*銀が5段目まで出れた。私の得意な展開だ。
▲5五角
*あれ?これ、もし△6四銀と引いたら▲7七角で千日手になる可能性がある。
△6四歩
*千日手は避けた。しかしこれは疑問手で、もし以下▲7六歩△同銀▲7五歩△同飛▲6四角の進行なら、先手が優勢だった。
*正解手は△7三桂だった。
▲3八銀
*後手、助かった。ここでは形勢は全く互角と激指先生。
△5四歩
*どこに行くか訊いてみた。
▲8八角 △8四飛
*△8四飛のところは、後手は手が広かった。本譜、これで私は優勢間違いなしと思っていた。
▲8五歩
*▲9七角という受けもあったようだ。
△同 飛 ▲9七桂
*この受け方は、ちょっと疑問とのことで、後手が500点ほどリードした。
△8二飛
*どう見ても、後手が指しやすそう。先手、8筋がピンチだ。
▲8五歩
*粘りある手。次に▲7六歩で銀を取る狙いもある。
*▲7六歩をどう受けたらいいのか?
△7六歩
*これもある手と激指は言うが、最善手ではなかった。この手の代わりに△7二飛と寄り、そこで▲8四歩にはまた△8二飛と寄っておく。それで後手が優勢だった。なるほどなあ。
▲7四歩
*先手、なかなかの勝負手。
△7二金
*手堅く受けたつもりだった。しかし激指は△7二飛を示している。△7二飛▲8四歩以下は別の将棋だ。
*この金上がりで、形勢は全く五分に戻っている。
*後手の陣形の不備をつく、先手の次の一手とは?
▲3五飛
*この銀取りを全くうっかり。受からないではないか。まあ、こっちも何の対策も持ってなかったわけではない。
△8七歩成
*この成り捨てが後手の狙いの筋だった。しかし形勢は五分。後手の楽勝かと思われたのに・・・。
▲同 金 △8六歩 ▲7五飛
*激指によれば▲9六金、なんていう手もあったそうだ。
△8七歩成
*激指によれば形勢は互角だが、ムードは先手の逆転模様。
▲7三銀
*単純な攻めだが、厳しい。後手としてはもう間違えられない。
△9二飛
*△8八と、が優った、と激指先生。しかし人間的には飛車は相手に渡したくない。
▲7二銀成 △同 飛
*ここは先手の手が色々あったところ。形勢は+300ほどで先手有利。
▲7三歩成 △同 桂 ▲6三金
*厳しい。後手、耐えきれるのか?
△8八と
*飛車は見捨てた。しかし角が取れたので、まだ悲観するのは早い。
▲7二金
*この金に遊んでもらいたかったので飛車を見捨てた。
*さて、次は先手は飛車で王手してくるに決まっているのだから・・・。
△4二金
*ここは絶対この一手だ。
*先手に歩がたくさんあれば▲2四歩からの攻めがあるが、今は一歩しか持ってない。
▲7三飛成 △7九と
*激指も、どう判断するか迷っている局面。ちょっと先手が良いようだが、私レベルでこんな難解な形勢なのは、めずらしい。
▲6二金
*これは、遊び駒を活用する良い手。
△1三角
*後手も遊び駒を活用した勝負手。
▲3九玉
*うお、角を成らせてくれるのか?これはありがたい。
△5七角成
*ここに角が成れて、形勢逆転。+500ほどだったのが、-500ほどで後手有利に。
▲2八玉
*持ち駒はある。さあ、どう寄せるか?
△5八銀
*△4八銀も有力と激指先生。
▲同 金
*さあ、寄せるだけ!が、ここからが初段クオリティ。ここから寄せが滅茶苦茶になってしまう。
△3九銀
*これが疑問手。悪手に近い。ここでは△3九角▲2七玉△3五馬で、はっきり決まっていた。
▲1七玉
*本譜、まだここから壮絶な戦いになる(笑)
△4四角
*とりあえず攻防に打った。
▲2六歩
*もう、まったく目が見えなくなっている私(笑)
△1五歩
*ここは大ピンチだった。
▲同 歩
*相手は2秒で▲同歩と歩を取ったが、ここでは▲5七金と馬を取るチャンスだった。それなら先手が勝っていただろう。
△1六歩
*まったく先は読んでない。とりあえず形で歩を打った。
▲同 玉
*この▲同玉は実は悪手で、先手玉に詰みが発生していた。△1五香から▲同玉に△2四馬と引いて、頭金を打って、どんどん金で下段に押し込んで△1七歩がピッタリで詰む。
△5八馬
*△1五香からの13手詰みだった。しかしそんな長い詰みは読めない!
▲7一龍 △3二玉
*指していて、もうわけが分からなかった(^^;
▲6一飛
*この瞬間、またも先手玉に即詰みが発生していた。
△4一金打
*△2五金と捨てる手が妙手で、先手玉は詰んでいた。しかしそんな手は私には見えない・・・orz
*なお、△1五香からでも詰んでいた。それも見えなかった・・・。
▲5二銀
*この銀は取れない。
△2二玉 ▲4一銀成
*ここで手番が来たので、まだなんとか勝てるかも、と思った。
△4八馬
*この馬を使わなければ勝てないと思った。
▲2七銀 △1五香 ▲同 玉 △1四歩 ▲1六玉
*ここで後手に決め手があった。
△4九馬
*△2八銀不成で分かりやすく後手勝ちだった。
*この手は悪手で、詰めろではないので、はっきり逆転で先手が勝勢になった。
▲4二成銀 △1五金 ▲1七玉 △2六角
*ここで私は念じた。▲同銀と取れ~!
*取ればもちろん詰む(笑)
▲1八玉
*しかし当然、そんなに甘くない。
△6二角
*で、勝負手。これで先手玉に詰めろがかかった。
▲3一飛成 △1三玉
*あとはもう、まな板の上のコイだ。
▲2二銀 △2四玉
*先手のなすがまま。勝つも負けるも、先手次第。
▲3六桂
*先に▲3三銀不成のほうが明解だった。
△3四玉
*△2五玉のほうが良かった、と激指。
▲3五香
*!!これは悪手。
△同 角
*また大逆転した。
▲3三銀成
*先手は、もっと早くに銀を捨てて王手するべきだった。
△4五玉 ▲7五龍 △6五香
*もう後手玉は詰まない。
▲4六金 △同 角 ▲同 歩 △5六玉 ▲7六龍 △6六金
*龍取りで、詰めろ。後手勝勢。
▲3八角
*最後のお願い。△2八金とすると、玉が素抜かれる。
△同 馬 ▲同 銀 △2八金 ▲1七玉 △2六角
*どうにか勝った。長かった。総考慮時間は、先手6分ちょっと、私は11分ちょっと。私が倍くらい考えてる。
*序盤と中盤はいいとして、終盤がこれでは・・・。
まで126手で後手の勝ち
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:1級の人
後手:GizumoのセカンドHN
▲2六歩
*24の早指し2。相手は1級。私は後手。
△8四歩
*相掛かりになりそうだ。
▲2五歩 △8五歩 ▲9六歩
*早い端歩。
△3二金
*間違って、この金をはぶいて△8六歩▲同歩△同飛と行くと、一気に後手不利になる。
▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩 ▲2六飛
*戦型は相掛かりに。
△7二銀 ▲9五歩
*端歩を2つも突いてきた。後手としては、端が関係ない早い戦いにして主導権を奪いたい。
△1四歩
*とは言っても、△7四歩などだと、▲2四歩の合わせから十字飛車で歩をかすめ取られることを心配した。
▲1六歩 △7四歩 ▲4八玉
*なんだこれは。ひねり飛車狙いか?しかしもう先手は7筋の位は取れないぞ。
△7三銀 ▲3六飛
*相手は、またよく分からないことをしてくる。△7四歩と突いてあればこの飛車寄りも理解できるのだが。
△6四銀
*銀が前に出て、私の得意の形になった。私の将棋はとにかく銀を前に出す棋風だ。
▲7六歩 △4一玉
*一個、寄っておいた。居玉はまずいかな?という、フィーリング。(感覚)
▲7八金 △8六歩
*そろそろ交換しておくか。
▲同 歩 △同 飛
*先手の次の手に、びっくりだ。
▲7五歩
*うお、そんな手があるのか。
△8四飛
*もちろん飛車交換はしない。なんか、有利になった気がしていた。激指先生は-130ほどで、互角と言っている。
▲7四歩
*ここは私は、かなり迷った。
△8六歩
*こうやりたくなるところ。もし8筋突破できれば、簡単に勝てるから。
▲6六角
*ここでは互角、と激指先生。
△7四飛
*味良く取れた。
▲7七角 △7五銀
*銀が5段目まで出れた。私の得意な展開だ。
▲5五角
*あれ?これ、もし△6四銀と引いたら▲7七角で千日手になる可能性がある。
△6四歩
*千日手は避けた。しかしこれは疑問手で、もし以下▲7六歩△同銀▲7五歩△同飛▲6四角の進行なら、先手が優勢だった。
*正解手は△7三桂だった。
▲3八銀
*後手、助かった。ここでは形勢は全く互角と激指先生。
△5四歩
*どこに行くか訊いてみた。
▲8八角 △8四飛
*△8四飛のところは、後手は手が広かった。本譜、これで私は優勢間違いなしと思っていた。
▲8五歩
*▲9七角という受けもあったようだ。
△同 飛 ▲9七桂
*この受け方は、ちょっと疑問とのことで、後手が500点ほどリードした。
△8二飛
*どう見ても、後手が指しやすそう。先手、8筋がピンチだ。
▲8五歩
*粘りある手。次に▲7六歩で銀を取る狙いもある。
*▲7六歩をどう受けたらいいのか?
△7六歩
*これもある手と激指は言うが、最善手ではなかった。この手の代わりに△7二飛と寄り、そこで▲8四歩にはまた△8二飛と寄っておく。それで後手が優勢だった。なるほどなあ。
▲7四歩
*先手、なかなかの勝負手。
△7二金
*手堅く受けたつもりだった。しかし激指は△7二飛を示している。△7二飛▲8四歩以下は別の将棋だ。
*この金上がりで、形勢は全く五分に戻っている。
*後手の陣形の不備をつく、先手の次の一手とは?
▲3五飛
*この銀取りを全くうっかり。受からないではないか。まあ、こっちも何の対策も持ってなかったわけではない。
△8七歩成
*この成り捨てが後手の狙いの筋だった。しかし形勢は五分。後手の楽勝かと思われたのに・・・。
▲同 金 △8六歩 ▲7五飛
*激指によれば▲9六金、なんていう手もあったそうだ。
△8七歩成
*激指によれば形勢は互角だが、ムードは先手の逆転模様。
▲7三銀
*単純な攻めだが、厳しい。後手としてはもう間違えられない。
△9二飛
*△8八と、が優った、と激指先生。しかし人間的には飛車は相手に渡したくない。
▲7二銀成 △同 飛
*ここは先手の手が色々あったところ。形勢は+300ほどで先手有利。
▲7三歩成 △同 桂 ▲6三金
*厳しい。後手、耐えきれるのか?
△8八と
*飛車は見捨てた。しかし角が取れたので、まだ悲観するのは早い。
▲7二金
*この金に遊んでもらいたかったので飛車を見捨てた。
*さて、次は先手は飛車で王手してくるに決まっているのだから・・・。
△4二金
*ここは絶対この一手だ。
*先手に歩がたくさんあれば▲2四歩からの攻めがあるが、今は一歩しか持ってない。
▲7三飛成 △7九と
*激指も、どう判断するか迷っている局面。ちょっと先手が良いようだが、私レベルでこんな難解な形勢なのは、めずらしい。
▲6二金
*これは、遊び駒を活用する良い手。
△1三角
*後手も遊び駒を活用した勝負手。
▲3九玉
*うお、角を成らせてくれるのか?これはありがたい。
△5七角成
*ここに角が成れて、形勢逆転。+500ほどだったのが、-500ほどで後手有利に。
▲2八玉
*持ち駒はある。さあ、どう寄せるか?
△5八銀
*△4八銀も有力と激指先生。
▲同 金
*さあ、寄せるだけ!が、ここからが初段クオリティ。ここから寄せが滅茶苦茶になってしまう。
△3九銀
*これが疑問手。悪手に近い。ここでは△3九角▲2七玉△3五馬で、はっきり決まっていた。
▲1七玉
*本譜、まだここから壮絶な戦いになる(笑)
△4四角
*とりあえず攻防に打った。
▲2六歩
*もう、まったく目が見えなくなっている私(笑)
△1五歩
*ここは大ピンチだった。
▲同 歩
*相手は2秒で▲同歩と歩を取ったが、ここでは▲5七金と馬を取るチャンスだった。それなら先手が勝っていただろう。
△1六歩
*まったく先は読んでない。とりあえず形で歩を打った。
▲同 玉
*この▲同玉は実は悪手で、先手玉に詰みが発生していた。△1五香から▲同玉に△2四馬と引いて、頭金を打って、どんどん金で下段に押し込んで△1七歩がピッタリで詰む。
△5八馬
*△1五香からの13手詰みだった。しかしそんな長い詰みは読めない!
▲7一龍 △3二玉
*指していて、もうわけが分からなかった(^^;
▲6一飛
*この瞬間、またも先手玉に即詰みが発生していた。
△4一金打
*△2五金と捨てる手が妙手で、先手玉は詰んでいた。しかしそんな手は私には見えない・・・orz
*なお、△1五香からでも詰んでいた。それも見えなかった・・・。
▲5二銀
*この銀は取れない。
△2二玉 ▲4一銀成
*ここで手番が来たので、まだなんとか勝てるかも、と思った。
△4八馬
*この馬を使わなければ勝てないと思った。
▲2七銀 △1五香 ▲同 玉 △1四歩 ▲1六玉
*ここで後手に決め手があった。
△4九馬
*△2八銀不成で分かりやすく後手勝ちだった。
*この手は悪手で、詰めろではないので、はっきり逆転で先手が勝勢になった。
▲4二成銀 △1五金 ▲1七玉 △2六角
*ここで私は念じた。▲同銀と取れ~!
*取ればもちろん詰む(笑)
▲1八玉
*しかし当然、そんなに甘くない。
△6二角
*で、勝負手。これで先手玉に詰めろがかかった。
▲3一飛成 △1三玉
*あとはもう、まな板の上のコイだ。
▲2二銀 △2四玉
*先手のなすがまま。勝つも負けるも、先手次第。
▲3六桂
*先に▲3三銀不成のほうが明解だった。
△3四玉
*△2五玉のほうが良かった、と激指。
▲3五香
*!!これは悪手。
△同 角
*また大逆転した。
▲3三銀成
*先手は、もっと早くに銀を捨てて王手するべきだった。
△4五玉 ▲7五龍 △6五香
*もう後手玉は詰まない。
▲4六金 △同 角 ▲同 歩 △5六玉 ▲7六龍 △6六金
*龍取りで、詰めろ。後手勝勢。
▲3八角
*最後のお願い。△2八金とすると、玉が素抜かれる。
△同 馬 ▲同 銀 △2八金 ▲1七玉 △2六角
*どうにか勝った。長かった。総考慮時間は、先手6分ちょっと、私は11分ちょっと。私が倍くらい考えてる。
*序盤と中盤はいいとして、終盤がこれでは・・・。
まで126手で後手の勝ち
| Home |