開始日時:2023/05/11
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:二段の人
後手:GizumoのセカンドHN

▲7六歩
*私は後手。相手は二段で、レートは1700ちょい。
△8四歩
*私は後手だと2手目は△8四歩、こればっかり。
▲5六歩
*相手は中飛車か?
△6二銀
*様子見の手。まだ角道は開けない。とても実戦的で使える。
▲6八金
*なんだこれは?見たことがない金上がり。
△8五歩 ▲7七角
*この時点で、私の作戦は決まった。
△7四歩
*先手の角を攻めようという手。
▲5八飛
*やはり中飛車だったか。
△4二玉 ▲4八玉
*ここで私は思った。△3二玉とするか、△3二銀とするか。あるいは・・・。
△7三銀
*えーい、速攻しちゃえ。
▲3八玉 △6四銀
*銀を前に出す。それが私流。
▲7八金
*金の形を直した。早い▲6八金って、何だったんだ?謎だった。
*次の手、後手が△6五銀とすると▲5五角が返し技であるので注意だ。
△7五歩
*後手は角道を開けてないので、すぐには捌かれる心配はない。
▲同 歩 △同 銀
*おー、銀が5段目に進出できたぞ。こうなれば私は満足だ。
▲8八銀
*ここに銀が上がるようでは、先手は面白くないだろう。激指はまだ-200ほどで互角だが、人間的には先手の作戦失敗だろう。
△5二金右
*一回、様子を見た手。すぐに△8六歩は無理筋で、▲5五角の筋がある。もう7五の銀は、いるだけで意味がある。
▲5五歩
*次の手、ここでも、後手は△8六歩と行くのは筋が悪いと思った。もう先手も▲8八銀と全力で受けてるわけだから。
△3二玉
*迷ったが、一回、様子見した。
▲5四歩
*この歩はちょっと指しすぎと激指。ただ、先手はもう固くするのは無理なので、仕掛けていく気持ちはわかる。
△同 歩
*△4二銀もあった。
▲同 飛
*次に▲7四飛と回られると一気に負けになる。
△6四銀
*銀をバック。手堅い。もう銀の5段目での役割は果たした。
▲5六飛
*形勢は-340ほどで後手が若干有利。
*次の後手の手が好手だった。先手陣の不備はどこにあるか?
△7二飛
*好手。これで先手の角が釘付けになった。
▲7九銀
*先手はまた手損だ。後手はこの間に駒組みを充実させたい。
△4二銀
*とりあえず、中央が薄いので固めた。
▲6八銀
*ここから後手の構想がナイスだった。
△7四飛
*この手の意味は・・・。
▲5七銀 △7三桂
*桂馬を使いたかった。後手、全く不満ない展開。
*形勢は-500ほどで後手有利。
▲6六銀
*この手は、次の一手を見落としたか。
△6五桂
*角が動けない。これではっきり後手優勢になったと思った。
▲7五歩 △7七桂成 ▲7四歩 △7八成桂
*形勢は-1100ほど後手優勢。
▲7二飛
*この飛車の位置は・・・。でもとりあえず次の▲5二飛上成を受けないと。
△5一歩
*▲5三歩もあったと激指。
▲7三歩成
*おお、これは・・・。後手に、あるチャンス到来だ。
△8一金
*これで飛車が詰んでいる。検討モードで今見ると、激指もおススメの一番手に上げた。
▲5二飛寄成△同 金
*後手が角の丸得になった。飛車も取れたので、私の頭でも考えやすくなった。
▲7四と △5三銀引
*一回は逃げる。
▲5四歩 △6二銀
*先手ははっきり戦力不足。
▲7三金 △同 銀 ▲同 と
*後手が手番を握った。ここまで来たら勝たないといけない。
△7九飛
*激指によれば、ここは手が広かったようだ。この飛車打ちも普通。
▲5三銀
*さて、後手の唯一の弱点、5筋を攻めてきた。ここで手筋の受けがある。角筋突かずの作戦を採るなら、ぜひ知っておきたい一手がある。
△3一角
*これが好手。終盤でこの引き角の筋はけっこう出て来る。
▲4二銀成 △同 角 ▲5三銀
*さて、そろそろ後手から本格的に攻めたい。
*どうするか・・・。
△4五角
*これで飛車の行き場を訊いた。
▲2六飛
*あら、飛車が僻地に逃げてくれた。これは後手がチャンス。
△6七角成
*一瞬、△5四角と安全策も頭によぎったが、それは軟弱すぎる。
*先手、持ち駒が何もないので受けがない。
▲4八金
*次の一手で先手が投了した。決め手は?
△4九金
*これで先手が投げた。総考慮時間は両者5分強ずつ。短手数で完勝だった。激指に解析させても、後手に特に疑問手がない。気分がいいね。毎回こんな風に指したいものだ。
まで64手で後手の勝ち