2023.05.17
▲矢倉vs△急戦 ギリギリの詰むや詰まざるや
開始日時:2023/05/17
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:初段の人
後手:GizumoのセカンドHN
▲7六歩
*いつもの早指し2。私は後手。
△8四歩 ▲6八銀
*矢倉風か?
△3四歩 ▲7七銀 △6二銀 ▲2六歩
*以下駒組みだが、私は角は初期のラインで使いたい。引き角は苦手なのだ。
△3二銀
*この銀は、後の左美濃を見越している。
▲2五歩 △6四歩
*▲2四歩は受けない。それでも充分互角と激指先生。
▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩 ▲3四飛 △8五歩
*この手は狙いがあり、次に△8六歩▲同歩△同飛がある。
▲7八金 △6三銀
*先手に2歩持たれているが、互角と激指。
▲3六飛 △4四角
*この角上がりは予定。飛車を▲2六飛と戻させない。
▲4六歩
*この歩も先手にとっては、けっこう重要で、いつでも▲4五歩で角を追えるようにしている。
△5四銀
*この腰掛銀も当初からの予定。
▲4八銀
*形勢は互角だが、やはり2歩手持ちにしてる先手が分かりやすいか。まあ後手の私としては、しょうがない展開。
△4二玉 ▲4七銀 △5二金右 ▲5六銀
*先手の右銀がここまで上がってきてしまった。後手はどうするか。
△7四歩
*後手はとりあえず攻めの態勢を作っておきたい。長期戦になれば、先手の2歩持ちが効いてくる。
▲4五歩
*ついに角が追い払われてしまった。△3三角か△2二角か?
△3三角
*実戦は3三に引いたが、あとの展開をみれば△2二角のほうが良かった。
▲2六飛 △7三桂
*先手は3筋を伸ばしていけばいいという、わかりやすい展開になった。
▲5八金
*先手の人、よく勉強していて手ごわい。ここまでは先手はプロ級ではないだろうか。ただし後手も変な手はなく、まだ互角だと激指先生。
△3一玉
*この玉引きは迷った。4二のままのほうがいい場合もあるからだ。ただ、他に手も分からなかった。
▲1六歩 △1四歩
*この端の交換は先手が得をしている。△1五角の筋がなくなったからだ。
▲3六歩
*いよいよ3筋が来た。これはもう戦いを起こしていかなければ、じり貧だ。
△6五銀
*とにかくぶつけて、様子を見た。形勢は全く互角と激指。正直、ここまではプロの実戦といっても遜色ない。すごい(笑)
▲3五歩
*角は2二に引いておくべきだったか・・・。
△8六歩
*もう全面戦争にするしかない。
▲同 歩 △5六銀 ▲同 歩 △6五桂
*先のことは読んでない。形で桂を跳ねている。
▲6六銀 △8六飛
*ここまでは激指によると全く互角だそうだ。
▲8七銀
*なんとしても守り切るという意思を感じる手。もし▲8七歩なら、後手は△7六飛から飛車を捨てて攻める順があった。
△8二飛
*引いたが、△8七同飛成▲同金△8六歩という手が有力だったそうだ。1秒も考えなかった。たしかに後手陣は飛車打ちには強い形だ。
▲8六歩
*さて、ここで全く手が見えなくなった。互いにプロ級だったのもここまで(笑)
△9五銀
*この手は、疑問手なんだろうなーと分かってて指した。この手の代わりに激指は△3八歩をススメている。そんなの見えないよ。
▲3四歩
*形勢はやや先手良しになった。+500ほど。
△2二角 ▲6五銀 △8八角成 ▲同 金
*角が交換になって手が広いので、まだまだチャンスありと思った。
△3五角
*△7九角も有力だった。
▲3六飛 △7九角成 ▲7八金 △3五歩
*後手は苦しいので、なんとかならんか?という願望の一手。
▲2六飛 △8九馬 ▲5五角
*3三の地点が受からない。攻め合うしかない。
△8六銀 ▲8三歩
*▲2二歩も有力だったと激指。
*この叩きも、次善手だそうだ。
△同 飛 ▲7四銀 △8四飛 ▲8六銀 △7八馬
*△8六同飛もあったが、どのみち後手が苦しい形勢。
▲8五銀上 △同 飛
*もう飛車を逃げてる場合じゃない。
▲2二銀 △4二玉 ▲8五銀
*形勢は+800ほどで先手リード。
△3六金
*△3八金はもちろん見えていたのだが、詰めろではないので負けと判断。飛車をいじめたほうが勝機があると思った。
*先手はここはとても手が色々あり、迷うところ。
▲2八飛 △4六桂
*からんでおいた。
▲2一銀不成
*後手陣は崩壊している。先手陣も薄いのだが、寄せはあるのか?
△5八桂成 ▲同 飛
*ここは形勢が互角まで戻っている。後手が指すべき、正しい寄せ方は?
△6九銀
*悪手。負ければ敗着だ。ここは正解は△6九金で、▲4八玉なら△4七銀。▲4九玉なら△6七馬で難解だった。
▲3二銀成
*先手も悪手を指した。ここは▲7八飛が明解で、△同銀成しかないが、▲3三角打で以下、後手玉に詰みがあり先手が勝っていた。
△同 金 ▲7八飛 △同銀成
*手順前後してくれた。まだ後手にも勝ち目はあるかもしれない。
▲3三銀 △5一玉 ▲8一飛
*▲4一飛から即詰みがあると激指。難しい詰み。それを指せたら初段ではないだろう。
△7一歩
*この手が実戦的で、我ながらうまかった。
▲同飛成 △6一金
*これで竜取りで先手にプレッシャーがかかった。
▲8四角 △6二銀 ▲同角成
*突っ込んできた。詰むや詰まざるや。
△同金寄
*ここで先手は▲3二銀成としたいのだが、△7一金と竜を取られてしまう。
▲4二銀打 △5二玉
*ギリギリ。なんとか読み切れ!
*ちなみに△同金は後手の負け。
▲4一銀不成△5一玉
*くうううー、際どい。将棋の醍醐味だ。
▲6三桂
*なんだ、この桂は?
△同 金 ▲3二銀上成
*あ、そうか!ここで△7一金とできないんだ。これは後手玉は必至だ。
△6九飛
*先手玉に詰みはあるか???
▲4八玉 △3九角 ▲3八玉 △2六桂
*やったあああ。薄氷の勝利だった。先手の人、強かった。よく勉強しておられる。総考慮時間は相手が6分半、私が11分半。この序盤の後手の形、私は好きなんで、また指すと思う。
まで108手で後手の勝ち
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:初段の人
後手:GizumoのセカンドHN
▲7六歩
*いつもの早指し2。私は後手。
△8四歩 ▲6八銀
*矢倉風か?
△3四歩 ▲7七銀 △6二銀 ▲2六歩
*以下駒組みだが、私は角は初期のラインで使いたい。引き角は苦手なのだ。
△3二銀
*この銀は、後の左美濃を見越している。
▲2五歩 △6四歩
*▲2四歩は受けない。それでも充分互角と激指先生。
▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩 ▲3四飛 △8五歩
*この手は狙いがあり、次に△8六歩▲同歩△同飛がある。
▲7八金 △6三銀
*先手に2歩持たれているが、互角と激指。
▲3六飛 △4四角
*この角上がりは予定。飛車を▲2六飛と戻させない。
▲4六歩
*この歩も先手にとっては、けっこう重要で、いつでも▲4五歩で角を追えるようにしている。
△5四銀
*この腰掛銀も当初からの予定。
▲4八銀
*形勢は互角だが、やはり2歩手持ちにしてる先手が分かりやすいか。まあ後手の私としては、しょうがない展開。
△4二玉 ▲4七銀 △5二金右 ▲5六銀
*先手の右銀がここまで上がってきてしまった。後手はどうするか。
△7四歩
*後手はとりあえず攻めの態勢を作っておきたい。長期戦になれば、先手の2歩持ちが効いてくる。
▲4五歩
*ついに角が追い払われてしまった。△3三角か△2二角か?
△3三角
*実戦は3三に引いたが、あとの展開をみれば△2二角のほうが良かった。
▲2六飛 △7三桂
*先手は3筋を伸ばしていけばいいという、わかりやすい展開になった。
▲5八金
*先手の人、よく勉強していて手ごわい。ここまでは先手はプロ級ではないだろうか。ただし後手も変な手はなく、まだ互角だと激指先生。
△3一玉
*この玉引きは迷った。4二のままのほうがいい場合もあるからだ。ただ、他に手も分からなかった。
▲1六歩 △1四歩
*この端の交換は先手が得をしている。△1五角の筋がなくなったからだ。
▲3六歩
*いよいよ3筋が来た。これはもう戦いを起こしていかなければ、じり貧だ。
△6五銀
*とにかくぶつけて、様子を見た。形勢は全く互角と激指。正直、ここまではプロの実戦といっても遜色ない。すごい(笑)
▲3五歩
*角は2二に引いておくべきだったか・・・。
△8六歩
*もう全面戦争にするしかない。
▲同 歩 △5六銀 ▲同 歩 △6五桂
*先のことは読んでない。形で桂を跳ねている。
▲6六銀 △8六飛
*ここまでは激指によると全く互角だそうだ。
▲8七銀
*なんとしても守り切るという意思を感じる手。もし▲8七歩なら、後手は△7六飛から飛車を捨てて攻める順があった。
△8二飛
*引いたが、△8七同飛成▲同金△8六歩という手が有力だったそうだ。1秒も考えなかった。たしかに後手陣は飛車打ちには強い形だ。
▲8六歩
*さて、ここで全く手が見えなくなった。互いにプロ級だったのもここまで(笑)
△9五銀
*この手は、疑問手なんだろうなーと分かってて指した。この手の代わりに激指は△3八歩をススメている。そんなの見えないよ。
▲3四歩
*形勢はやや先手良しになった。+500ほど。
△2二角 ▲6五銀 △8八角成 ▲同 金
*角が交換になって手が広いので、まだまだチャンスありと思った。
△3五角
*△7九角も有力だった。
▲3六飛 △7九角成 ▲7八金 △3五歩
*後手は苦しいので、なんとかならんか?という願望の一手。
▲2六飛 △8九馬 ▲5五角
*3三の地点が受からない。攻め合うしかない。
△8六銀 ▲8三歩
*▲2二歩も有力だったと激指。
*この叩きも、次善手だそうだ。
△同 飛 ▲7四銀 △8四飛 ▲8六銀 △7八馬
*△8六同飛もあったが、どのみち後手が苦しい形勢。
▲8五銀上 △同 飛
*もう飛車を逃げてる場合じゃない。
▲2二銀 △4二玉 ▲8五銀
*形勢は+800ほどで先手リード。
△3六金
*△3八金はもちろん見えていたのだが、詰めろではないので負けと判断。飛車をいじめたほうが勝機があると思った。
*先手はここはとても手が色々あり、迷うところ。
▲2八飛 △4六桂
*からんでおいた。
▲2一銀不成
*後手陣は崩壊している。先手陣も薄いのだが、寄せはあるのか?
△5八桂成 ▲同 飛
*ここは形勢が互角まで戻っている。後手が指すべき、正しい寄せ方は?
△6九銀
*悪手。負ければ敗着だ。ここは正解は△6九金で、▲4八玉なら△4七銀。▲4九玉なら△6七馬で難解だった。
▲3二銀成
*先手も悪手を指した。ここは▲7八飛が明解で、△同銀成しかないが、▲3三角打で以下、後手玉に詰みがあり先手が勝っていた。
△同 金 ▲7八飛 △同銀成
*手順前後してくれた。まだ後手にも勝ち目はあるかもしれない。
▲3三銀 △5一玉 ▲8一飛
*▲4一飛から即詰みがあると激指。難しい詰み。それを指せたら初段ではないだろう。
△7一歩
*この手が実戦的で、我ながらうまかった。
▲同飛成 △6一金
*これで竜取りで先手にプレッシャーがかかった。
▲8四角 △6二銀 ▲同角成
*突っ込んできた。詰むや詰まざるや。
△同金寄
*ここで先手は▲3二銀成としたいのだが、△7一金と竜を取られてしまう。
▲4二銀打 △5二玉
*ギリギリ。なんとか読み切れ!
*ちなみに△同金は後手の負け。
▲4一銀不成△5一玉
*くうううー、際どい。将棋の醍醐味だ。
▲6三桂
*なんだ、この桂は?
△同 金 ▲3二銀上成
*あ、そうか!ここで△7一金とできないんだ。これは後手玉は必至だ。
△6九飛
*先手玉に詰みはあるか???
▲4八玉 △3九角 ▲3八玉 △2六桂
*やったあああ。薄氷の勝利だった。先手の人、強かった。よく勉強しておられる。総考慮時間は相手が6分半、私が11分半。この序盤の後手の形、私は好きなんで、また指すと思う。
まで108手で後手の勝ち
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