第16期 銀河戦
本戦Hブロック 5回戦
田中魁秀九段 vs 豊島将之四段
対局日: 2008年1月29日
解説:滝 誠一郎七段
聞き手:上田初美女流初段

今期ここまでの戦績は、豊島25勝7敗、田中6勝12敗 2人は初手合
先手豊島で、角換わりの相腰掛け銀に進む 
序盤、先手は9筋の位を取った 後手は6筋の位を取り、△6四角と打つ展開

中盤、△5五銀とぶつけた手がはっきりした悪手だったようで、
銀がいなくなったために、▲6三角と急所に打たれてしまった
困った後手は△8六角から強襲をかけたが、その瞬間に▲7一銀の好手が出て、
勝負は決まった 

ここから豊島の決め方が見事だった
▲5一角と打った手が詰めろ、自分も観戦していてこの手は見えていたのだが、
▲7三角成と成る筋ばかり考えていて、詰めろになっているとは気がつかなかった(^^;

最後も、後手の攻めを切らせて勝つ順もあったのだが、
ほとんどノータイムで竜を捨てて、きっちり詰ませた豊島 いいね、いいね
豊島は強い、しっかりした内容で完勝だった
谷川以来の逸材と言われるのも、うなずける
期待がますます膨らんだ 豊島はこれでHブロックで5連勝だ
今後の活躍が本当に楽しみな17歳だ

解説の滝さんも、なかなか良かった 声も聞き取りやすいし、解説も丁寧だった
そして、解説者の予想を上回る豊島の指し手、見ていて楽しかった
聞き手の上田初美っていうのは、自分はあんまり知らなかったんだけど、
この人もかなりいい感じだった 質問もいいタイミングでしていた
NHKの聞き手になってもいい存在だろう
とにかく豊島が強く、見ていて爽快、スカッとした一局だった