郷田真隆九段vs鈴木大介八段 準々決勝第4局
解説 森けい二

2人の対戦成績は郷田の7-4

先手大介で、三間石田流、後手郷田は棒金戦法で対抗、という形になった
序盤、何か先手に誤算があったのか、後手が一方的に2歩得したまま収まる、
というめずらしい展開
△6六角と飛び出した瞬間に先手から何か反撃の手は無かったのか、
自分の棋力ではわからない 解説の森も、△6六角は指すのが怖い手、
と言っていたが・・・

このトップレベルの対決なら、このまま後手の郷田が押し切るか、と思って見ていた
△8五歩と突いたが、その前にやはり森の指摘のように△7八歩~△7九歩成から
△8五歩はどうだったのかと思う
角の交換で捌き合いになったあと、△7七角と打ったが、ここも森の指摘の△6六角と
離して打つ手もありそうだった
とにかく、なんやかんやしているうちに、先手は銀香交換の駒損だが、
▲4五桂と▲2六桂がかなりの好位置で、難しい形勢になってしまった

両者持ち時間が無くなり、30秒将棋になった △1五歩、の端攻めをされて、
先手苦しいかと思われたとき、ここで自分がこの対局で一番感心した手が出た
金をひとつ引いて、竜に当てる▲4八金引!うーん、これはいい感じの手だ!
こういう手は、見えるか見えないかで、詰将棋をいくらやっても指せる手ではないだろう
振り飛車の実戦経験を積み重ねていてこそ、指せる手だ
郷田はかなりあせり、△7九竜と逃げた、が、そこに追い討ちの▲5七角!
大介の才能全開の一手だった この瞬間で勝負はあったと思った
ここで、もう郷田の思考回路は破壊されたに違いない

その後も、▲5一馬と突っ込む一気の寄せの好手で、大介が寄せきった
総手数175手の熱戦だった
序盤で苦しくしても、終盤で逆転勝ちする、という昔ながらの振り飛車の
典型的な展開を見せた、大介らしい将棋だった
一方の郷田は、かなり悔いが残る敗戦だったと思う
どう見ても中盤でもっと良くする手があっただろう
終盤、うなだれる姿が目立ったのが印象的だった

これでベスト4が出揃った 渡辺vs鈴木大介 佐藤康光vs長沼、の4人
どうみても、注目は長沼だ(^^;
NHK杯が大詰めのこの時期、自分はいつも対局結果のネタバレを知ってしまうことの
ないようにするのに、かなり気を使っている
2chにも全然近寄らないようにしている
でも渡辺のブログは見ている、本人が来週登場か
どうなるか、楽しみにしている