昨日、母が仕事の帰りに電車に乗っていたとき、となりのおばちゃん2人が話していて、
その会話を母が聞き耳を立てて聞いていて、かなり面白かったというのだ
おばちゃん2人は、お菓子の<モナカ>について、延々話していたそうだ
菓子屋の店の名前は、仮に東屋、西屋、南屋にしておく

おばちゃん
「あのな、モナカは3店の中でどれが一番おいしいかというとな、いや、どれもおいしいんやで、
東屋のモナカはな、菓子鉢に入れて、『おやつやで』と言うて出すふうやねん、
でもな、西屋のモナカは、もっとおいしくてな、買って来ても、『お取り寄せした』いう感じやねん、
それで、『どうぞ、おあがり』言うて出すふうやねん
でな、南屋のモナカはな、それはもう一番おいしくてな、『出さずに隠しておく』いうふうやねん」

さらに話は続く
「で、どんな味かというとやな、東屋のは、パクパクパクっと食べてしまう、いうふうやねん、
でな、西屋のはな、味わってゆっくり、じっくり食べる、いうふうやねん、
それでな、南屋のはな、もう、なんというか、あんこが、こしあんでもなし、つぶあんでもなし、
どっちともつかず、こしあんの中につぶが絶妙に入っていて~以下略」

電車が降りる駅に到着しまったため、母はそれ以上聞けなかったそうだが、
まだモナカの話は延々続いていたそうだ
モナカひとつで、これだけ語れるとはすごいと思う
その表現力の豊かさ、ボキャブラリーの多さに感心した
そのまんま、創作落語に使えそうだ
大阪のおばちゃん、恐るべしだ