2008.03.07
千葉幸生五段 vs 中村亮介四段
第16期 銀河戦
本戦Eブロック 6回戦
千葉幸生五段 vs 中村亮介四段
対局日: 2008年1月10日
解説:大平武洋五段
聞き手:船戸陽子女流二段
ここまでの戦績は、亮介19勝11敗 千葉14勝11敗
2人の対戦成績は1-1
先手亮介のオーソドックスな四間飛車、後手千葉の居飛車穴熊の戦型になった
亮介が飛車を7筋に振り直して▲7六飛と好形を築いたのに対し、
千葉はなんだかぎこちない駒組みの穴熊になった
千葉は振り飛車党のため、慣れていないのだろう
△5三銀が浮いている瞬間に▲7四歩と仕掛けられ、△7三飛と辛抱したが、
これでは後手は明らかにおかしい
先手の▲7八歩と桂にヒモを付けた手が、なるほど、と思わせる好手で、
しかも▲6三歩でと金が作れそう、もうこのまま先手が押し切ると思われた・・・
65手目、△4五歩と角道を開けた瞬間が、一番の勝負どころだったようだ
ここで先手はあっさり飛車交換をしてしまった
これで流れがおかしくなった 後手の端攻めが異様にきびしく、もう形勢は混沌とした
△1六歩~△1七香と打ち込む攻め筋は面白い手順だ
最後は、亮介は竜切りから並べ詰みのトン死をくらって負けてしまった
この手順は解説の大平もうっかりしていた
自分もまったく見えていなくて、先手が投了した瞬間、「えっ?詰んだ?」と声をあげてしまった
前回の勝又戦では快勝した亮介だったが、今回はちぐはぐな指し手で負けてしまった
まだ23才と若いので、出来不出来にムラがあると感じさせた
自分としては、固めあいのこってりした将棋を見たかった気分だったので、ちょうど良かった
居飛穴のほうは、相手が藤井システムでなくても、序盤、駒組みを慎重にやらないと、
作戦負けで姿焼きになる危険がある
それに対し、四間飛車のほうは中盤油断すると、
あっというまに勝負形にもっていかれてしまうわけだ
中身の高度差はともかく、どっちが勝つか見ているぶんには面白かった
ただ、この内容の将棋を指しているようでは、この2人がA級に上がることは永久にないだろう、
としょうもないシャレを考えていた
ところで、前に自分は、大平の「まあ」と言う回数を、300回以上になるのではないか、と書いた
放送時間を100分として、一分間に3回「まあ」と言えば、300回になる計算だ
あながち、300回以上という回数もおおげさではないと思う(^^;
本戦Eブロック 6回戦
千葉幸生五段 vs 中村亮介四段
対局日: 2008年1月10日
解説:大平武洋五段
聞き手:船戸陽子女流二段
ここまでの戦績は、亮介19勝11敗 千葉14勝11敗
2人の対戦成績は1-1
先手亮介のオーソドックスな四間飛車、後手千葉の居飛車穴熊の戦型になった
亮介が飛車を7筋に振り直して▲7六飛と好形を築いたのに対し、
千葉はなんだかぎこちない駒組みの穴熊になった
千葉は振り飛車党のため、慣れていないのだろう
△5三銀が浮いている瞬間に▲7四歩と仕掛けられ、△7三飛と辛抱したが、
これでは後手は明らかにおかしい
先手の▲7八歩と桂にヒモを付けた手が、なるほど、と思わせる好手で、
しかも▲6三歩でと金が作れそう、もうこのまま先手が押し切ると思われた・・・
65手目、△4五歩と角道を開けた瞬間が、一番の勝負どころだったようだ
ここで先手はあっさり飛車交換をしてしまった
これで流れがおかしくなった 後手の端攻めが異様にきびしく、もう形勢は混沌とした
△1六歩~△1七香と打ち込む攻め筋は面白い手順だ
最後は、亮介は竜切りから並べ詰みのトン死をくらって負けてしまった
この手順は解説の大平もうっかりしていた
自分もまったく見えていなくて、先手が投了した瞬間、「えっ?詰んだ?」と声をあげてしまった
前回の勝又戦では快勝した亮介だったが、今回はちぐはぐな指し手で負けてしまった
まだ23才と若いので、出来不出来にムラがあると感じさせた
自分としては、固めあいのこってりした将棋を見たかった気分だったので、ちょうど良かった
居飛穴のほうは、相手が藤井システムでなくても、序盤、駒組みを慎重にやらないと、
作戦負けで姿焼きになる危険がある
それに対し、四間飛車のほうは中盤油断すると、
あっというまに勝負形にもっていかれてしまうわけだ
中身の高度差はともかく、どっちが勝つか見ているぶんには面白かった
ただ、この内容の将棋を指しているようでは、この2人がA級に上がることは永久にないだろう、
としょうもないシャレを考えていた
ところで、前に自分は、大平の「まあ」と言う回数を、300回以上になるのではないか、と書いた
放送時間を100分として、一分間に3回「まあ」と言えば、300回になる計算だ
あながち、300回以上という回数もおおげさではないと思う(^^;
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