第16期 銀河戦
本戦Gブロック 7回戦
青野照市九段 vs 片上大輔五段
対局日: 2008年1月15日
解説:佐藤義則八段
聞き手:船戸陽子女流二段

今期ここまでの戦績は、片上23勝9敗、青野7勝12敗
2人の対戦成績は片上の2-1

序盤、一手損角換わりから、先手片上の早繰り銀、後手青野は△6三銀型で居玉で受ける、
という戦型になる こんな急戦だから、80手くらいで終わるかと思ったら、とんでもなかった
開始してすぐにいきなり「この将棋は収録時間を大幅に越えたので、短縮して放送します」
とのテロップが流れた こんなテロップは、はじめて見た(^^;

お互いに居玉での戦闘開始になり、その後押し合い引き合いの中盤がとても長く続き、
指し手云々より、だんだん体力勝負、そして精神集中がどこまで続くかという勝負になってきた
片上26歳、青野54歳だから、こういう勝負になれば片上有利のはず、
だから自分は青野のほうをいつのまにか応援して見ていた

終盤、青野が明らかに勝ちになったはずだったが、143手目、△6七とが問題だったようで、
▲2五馬という勝負手を与えてしまった この▲2五馬は好手で、さすが片上だった
その後の▲7四桂と飛車取りに打ったタイミングも絶妙で、局面がもうわけがわからなくなった
最後は詰まされ、青野無念の投了となってしまった
青野はこれに勝てば、総力戦で若手実力者に勝ったことになるはずだったのだが、残念だった

佐藤義則八段の解説は、手の善悪などはあまり言わなかったが、
こんな長手数の将棋だったので、聞いていて疲れることがなく、ちょうど良かったと思う
記録係の伊藤明日香さんも、大変だっただろう 一回、秒を読み間違えていたが、無理もない

総手数187手、途中でダレる局面もなく、両者の力が出つくした熱戦だった
自分としては、こんな長手数の将棋を早回しすることなく見れたのはひさしぶりだった
それにしても、将棋って、やっぱり勝つのは大変だ