第16期 銀河戦
本戦Dブロック 8回戦
屋敷伸之九段 vs 浦野真彦七段
対局日: 2008年2月15日
解説:飯野健二七段
聞き手:千葉涼子女流三段

今期ここまでの戦績は、屋敷14勝10敗、浦野9勝12敗
2人の対戦成績は浦野の4-2 意外なことに浦野が勝ち越している

序盤、駒組みの段階で△7三桂が問題の手で、後手がいきなり少し作戦負けになったとのこと
が、そのおかげで、手将棋になり、見ていて楽しい展開になった
屋敷が▲6六銀と出た構想が面白かった 先手はカニカニ銀ふうの構えになった
中盤、5筋の折衝から、△5六歩~△4五銀打で、先手の飛車が詰んだ
「げっ、これは後手が一本取ったか」と思いきや、▲4五同桂でなく▲1六飛!
これで事実上、勝負あった 飛車と銀2枚の2枚換えの上、先手は桂も跳ねれて5三も攻めれる

直後の△4九飛の王手に▲5九金が疑問で、合駒を打っていたら、
わかりやすく決まっていたようだ
しかし、その後に▲4九金の好手も出て、屋敷の快勝に終わった

飯野さんの解説は、声が聞き取りやすいし、なごむ雰囲気があって好きだ
飯野さんは、棋力的には物足りないけど、
その分こちらとしても、最初からあまり高度な解説を期待しないのだ
だから、聞いていて、「あー、ここはもっと詳しい解説をしてくれ」と思わないのがメリットだ
解説者が平凡な手を指摘して、それを上回る手を対局者が指す、
これが見ていて一番面白いと思う 今回の屋敷はまさにそれだった

聞き手の千葉涼子もそれほどうるさくなく、良かったと思う
終盤の最後のほうで、▲3二歩を指摘していたが、二歩の反則なので、
やっぱりなるべく、だまっていたほうがいいんじゃないだろうか(^^;