午後5時、小林健二(以下コバケン)先生登場、拍手が起こる、って、客8人かよ!?
と思ったら、すぐに増えて最終的には30人を超えていた よかったよかった(^^;

角交換から自陣角の打ち合いで、先手の矢倉~穴熊、後手の銀冠に進む
コバケン「この▲9八香というのは、私らの世代では指せない手です、40歳以上の人はそうですよね、だって矢倉から穴熊に組んだって、端攻めされて、かえって弱くなる、と教えられましたもんね 今の若い人は違うんでしょうね、9九に玉が行くので攻められたときに玉が遠い、という感覚でしょうか」

コバケン「あ、でもやっぱり△8五桂で攻めてきましたよ、それで△7五歩ですか、うーん、しかし、△9五歩の突き捨てを入れなかったのはなぜでしょうかね、謎です」

コバケン「あ、もう△9五歩を入れさせる間を与えないように、深浦さんは攻め合いにいきましたね、ドカンと▲5五飛ですね、もし△5四銀なら、▲7五飛のつもりでしょうね、△7五同角はあとに▲7三角成と2四の銀取りが残って先手有利です」

そして飛車交換になり、打ち合って89手目
コバケン「次の羽生の一手は何だったでしょうか?
あ、そこの人当たり、△5二歩です!ここで次の一手と言われたら指せるかもしれませんが、
この手を読みの中に入れるのはとても難しいですよ
この手で現地の検討陣の形勢判断が、深浦有利から羽生有利に変わったそうです」

103手目、先手の手番のところで、次の一手クイズが出された
コバケン先生の持っていた棋譜はちょうど102手までしか書かれていなかったのだ
なんとここのタイミングで次の一手クイズが出されたのだ
まるで作り話のようだ
コバケン「それじゃあ、私も考えます、何か深浦さんにいい手があってもおかしくない局面ですよ、
▲5四角か、▲4六角打か、いきなり▲3三竜の穴熊流か、▲8五銀もあるかも」
(自分は▲5四角にしました 次に▲7七銀上の狙いです)

そして投票され、発表があった
コバケン「正解は、なんと、▲9一角成でした! 正解者が2人いらっしゃいます
いやー、この手は上の部屋で検討している畠山鎮さんや淡路さんもびっくりでしたね」

なんじゃこれ、の▲9一角成!!自分は、これおかしいやん、どう見てもおかしい手やで、と、
となりのおっちゃんと話さざるをえませんでした(^^;
この▲9一角成は、絶対悪手やろ、自陣に利いていた大事な角を自ら消す手、
1秒も考えたらアカン手やで、これは・・・
実際、悪手だった
コバケン「▲9一角成に、△6六桂なら、後手がはっきり良かったはずです、
羽生さんの次の手は△6二歩でした これは羽生さんもミスしましたね、
▲9一角成が好手になったかもしれません」 
ええー、深浦の悪手に、羽生が疑問手で応えた?
どうリアクションしていいのかわからない、盛り上がったらいいのか、それとも盛り下がるのか(^^;

コバケン「これは今日は長くなりそうですよ
もしかしたら相入玉の持将棋になるかもしれません」
と言っていたが、バラバラに清算してからの126手目、△5五角が厳しかった

コバケン「△1九角成~△5五馬の引き付けが絶好の位置ですね、
後手は王様が下は金3枚で堅いし、上にも広いしで、捕まりません、
形勢は羽生さんがいいですね」

コバケン「▲2七歩にも△同桂成ですか、これは辛いですね(笑)
最後は△7六桂までで、角打ちで5五の竜を素抜く筋ですね 
これはダメージが残りますよ、羽生さんは、相手にダメージを残るような勝ち方をするんですよね、
『俺と戦っても絶対勝てない』、こういう勝ち方をするのが得意なんですよ」

コバケン「▲9一角成としましたが、あそこではもうすでに後手の羽生さんがいいのかもしれません、先手の穴熊が案外堅くなかったですね、まあとにかくこれで3勝3敗になりました、次が楽しみですね」とのことだった

今回の将棋はどうだったかなー、▲9一角成は、やっぱり「将棋にない手」やで、と思わざるをえない
それにしても、第5局は羽生が穴熊、今回の第6局は相手が穴熊だったわけだが、羽生がやったら穴熊は堅い、羽生の対戦相手がやったら案外堅くないって、どういうことだ(笑)