PM5時、脇さん登場、そのとき客は16人だったが、
5時半の時点では30人くらいになっていた 最終的には35人くらいだったか 

脇「23手目、▲3五同銀の時点では同一局面が過去に25局あり、
先手12勝、後手12勝、1千日手で、全くの互角です
羽生さんは先手、後手、どちらを持ってもこの戦型を指しています」
脇「35手目の▲7七銀は大長考でした、この▲7七銀から新しい将棋になりました、
これは△3六歩を誘った手です ここは前例では▲7七角がありました それなら無難でしたね」
こういうデータを調べてくれているのはいいね

▲2三桂不成の奇手が出たときには、
脇「駒が3段目に入ったら、成れることは羽生さんは知っていると思うんですが」
と言っていた これには笑った、脇さんのギャグ、珍しい(^^)

脇「▲2三桂不成のような手を指されると、相手は今までの読みが無駄になるんですよ、
また相手は一から考え直さなくてはなりません、
これが後の相手のミスを誘う羽生マジックにつながるんです
昔、森下さんがタイトル戦に出て羽生に勝てなかった頃、
『羽生さんの手は読んでも無駄、考えにない手をやってくるから』と言ってましたね」

この▲2三桂不成の次の手が、次の一手クイズになった
自分はここのところ、このクイズで、ずーっとはずしていたので、なんとか当てたかった
脇「ここは持ち時間が残り1時間あったとしたら、僕なら30分は考えたいところです」
4通りあった候補手があった △5二玉、△5二金、△4五桂、△9八銀の中から、
自分なりに15分ほど考えて△5二金を選んだ
そしたら当たった、これはうれしかった
正解したので、賞品も当たった 羽生名人のサインのプリントが入った扇子だった
ラッキー(^^) 

終盤がとても手が難しく、だんだん解説会というよりも鑑賞会になっていった
脇「えらいことになってきましたね、これはどうなっているんでしょうか、
こっちの変化もあったでしょうね、えー、次の一手は・・・
(脇さん、考えるが浮かばない) えー、答えを見ましょうか(^^;」
と言って、棋譜に目をやる脇さん、これはこれで楽しかった
どのみち、形勢はすごく難しかったようだしね
△5七と、なんて、いくら考えても浮かばないしね(^^;
(ここでは、脇さんは△9八飛の筋ばかり考えていた、
でもそれはダメだし・・・と解説していた)

深浦の△5七とから、△7八飛、この絶妙の組み合わせ、
そしてその後の終局までの攻防、本当にハラハラした
▲5二歩、▲2三桂不成、▲8五桂といった羽生独特の手が連続で出たので、
あの羽生と森内との名人戦第3局、森内が銀のダダ取られの
信じられない悪手を指したときのような、「羽生マジックムード」が会場にただよっていた
そんな雰囲気だった それだけに、勝ち切った深浦は見事だった

脇「羽生の7冠ロードを見に来たお客さんは残念だったと思いますが、
また来年までのお楽しみですね」とのことだった
実は、自分もなんとなく羽生が勝つのを期待していたんだけどね
羽生が将棋の神に近づくところを見たかったのだ
来年も羽生は7冠を目指せるほどに強いのかな、
他の人があまりにも目立たなくなるので、ちょっとそれは勘弁して欲しいが(^^;

羽生と深浦の対戦成績は、これで羽生24勝、深浦22勝になったのかな
たぶんこれで合っていると思う(間違っていたらスマン)
とにかくほぼ互角で、対戦数が多い人で羽生とここまで勝率が競っているのは
深浦だけとのことだ

自分が、最後、脇さんに「これが今年度の名局賞に選ばれる可能性はありますか?」
と聞いたところ、脇「いやあ、どうですかね、何回か逆転していた気がしますので」
だった でも今回の将棋は本当に面白かった
これが第7局の内容なんだものね
羽生も深浦も、一手の妥協もない順を選ぶ応酬、本当に見ごたえがあった