福崎文吾九段vs佐藤康光棋王 2回戦
解説 阿部 隆

いやー、笑った笑った、指されてから3分くらい、笑いが止まらなかった
今も笑いながらこれを書いている
玉みずらから危険地帯に近づく、▲4八玉!!
指された瞬間、自分は全然意味がわからなかった
「??」と、何が起こったのが数秒間思考が停止、
そして玉を右に逃げ出そうという意味とわかったときから、笑いが止まらなかった
これぞ福崎流の一手!!
さすがに谷川浩司をして「感覚を破壊された」と言わしめただけある、
福崎さんの本領発揮だろう いやー、いいねいいね

まあ、そのあとは感想戦で本人の言うように「サンドバッグ状態」になっちゃったけどね
この▲4八玉は、解説の阿部さんもびっくりを通り越して、苦笑するしかなかったようだ
プロの将棋の指し手を見て、これほど笑わせてもらったのは何年ぶりだろう、
かなり前の竹部さゆりの将棋以来かもしれない(^^;

感想戦では、途中の変化順を検討したときに、阿部と康光の両方から「それはどうか」と
いう仕草をされ、「2人がかりでやられてる」と言って笑わせていた福崎さん、
うーん、本当に面白い人だ

先手福崎の居飛車、後手康光のゴキゲン中飛車で角交換から向かい飛車という戦型、
福崎さんが▲7七桂と左桂を跳ね、玉を▲5八玉と中住まいにして、独創的な構えになった
さらに▲8九飛と回る意表の仕掛け、
そして終盤、玉がわざわざ危険地帯に逃げる▲4八玉!!

こういう人がプロにいるのは貴重だね
福崎文吾vs武市三郎戦なんていうのは、もうどうなっちゃうんだろう、と思う(^^;
実に楽しい将棋だった