<第16話>
(囲碁部に入ったと思った鳥山さんが、女の子を3人も連れて戻ってきた
3人ともド素人だが、鳥山さん、独自の指導将棋を思いついたのだった
上手側は玉1枚、下手側は持ち駒に飛、金、銀の3枚 計4枚だけの将棋)

鳥山香「ルールは簡単 そちらの下から三段目より下へ 王様が入れば私の勝ち
 王様の行き場がなくなったら そちらの勝ち
 あと タダで取られる駒を打ったら 反則負けね」

図にするとこうなります ↓

上手の持駒:なし
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・ ・ ・ ・v玉 ・ ・ ・ ・|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|二
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|七
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|九
+---------------------------+
下手の持駒:飛 金 銀 
手数=0 まで

(どちらが先手番になるかは明記されていません 
初めのうちは、下手が先手でいいかと私は思います)

鳥山香「うん、負けました」
ド素人の女の子「きゃあ!勝ったあ!」
飛鳥田“将棋の醍醐味を教えてる!!”

将棋は、相手の王様を追い詰めて詰ます、というのが核のゲームですもんね

鳥山香「囲碁部に行ってみたのは 将棋よりも女性への普及を ちゃんとやっているって聞いたので
 実際 体験してみたかったんです」

この子は、ホントにただ者じゃないですね

<第17話>
鳥山香「まず・・・ 泣きます 女の子は
 男の人には 意外でしょうけど・・・ 女の子のほうが 負けずぎらいなんです
 将棋の駒は 囲碁よりキャラクターが たくさんあります
 それがわかりにくいんですが・・・ キャラクターの差を覚えれば
 格ゲーに似てる感覚もあります コンボとか
 このゲームは そのためのものです」

この子は、格ゲー(格闘テレビゲーム)もやっているのか?「コンボ」を知ってるってどういうわけだ(^^;
注:コンボとは、ある一定の技をつながりで出す連続技のことです

飛鳥田「どうして そんなにわかるの?」
鳥山香「私 ヘタッぴですもの ヘタッぴの 女の子の気持ちはよくわかります」

蛇の道はヘビ、ヘタッぴの気持ちはヘタッぴ、ということですね

<第18話>
(将棋部は、今やこーんなんだった 『男1人に女4人』) 
・・・こんな将棋部があっていいのでしょうか?アンビリーバボーです

(内村さんが新たな女の子を連れてきた 美人だが気の強そうな子だ 以下、成田)
成田「この子とやる やれないなら帰る」
鳥山香「いいですよ 指します」
飛鳥田“この子 5級くらいかな 鳥山さんよりは ずっと強い・・・
 でもなぜかな ワザと勝たないように して見える?”

(泣きだしてしまう鳥山さん)
見ていた一同「ワワッ ひど!! なにコレ?」
成田「将棋部 入ってほしい? ほしいなら 入ってやってもいいよ」
3人の女の子たち「あの子 入るならやめる」 「私も」 「一緒にいられないよね」

飛鳥田君、ピンチです

<第19話>
飛鳥田“ど・・・どうしよう 最悪な筋は 5人全員入部しても ケンカばかり
 やっぱり揉め事は 先に回避すべきだ!!”

飛鳥田“取れば自分の駒・・・ 使い方はあとの問題だ 
 前へ出るなら 先に進むなら  決めた!!”
飛鳥田「入って下さい 仲よくやろう」

(飛鳥田に見つめられて手をさしのべられ、意外にも顔が真っ赤になった成田さん)
成田「あ・・・ あそ ん・・・ んじゃ ま ヨロシク・・・」

(この結果、素人の女の子2人は去ることになった)
『この決定が よかったのかどうか・・・ 今はわからない』

結果的には、これでよかったと自分は思います
「将棋を指せる子」が欲しいですもんね やっぱり・・・
素人の子は、今は楽しんでいても、そのうち飽きて辞める可能性が高いですからね
ただ、内村さんは、成田さんに「あんた 私を誘ったんだから 先に抜けるのなしね」
と言われ、残ることになりました もし内村さんにも抜けられていてはヤバかったですね(^^;
(つづく)