堀口一史座vs久保利明八段 3回戦
解説 丸山忠久

先手シーザーの居飛車、後手久保の2手目△3二飛戦法
序盤、お互いに馬を作りあい、シーザーは穴熊、久保は美濃に囲い、
久保の金銀での押さえ込みをシーザーがどう捌くか、という将棋になった

自分で見ていて、この将棋、後手の押さえ込みが成功し、
駒組み段階から形勢がやや良く、
そのリードを守りきって後手が勝った将棋だったと思う

久保に好手が多く見れた
30手目の、歩を中空に打った△4五歩、68手目の馬の逃げ道を空けた△8四歩、
80手目の、歩を中空に打った△9六歩、
97手目の▲9二歩に対して、手抜きで端を清算したのも見事だった
後から△9二香と取り、▲9四歩に△同馬と取ることができた

解説の丸山は、よくしゃべるようになって、昔にくらべて本当に良くなった
細かいポイントがありすぎの将棋だったので、全部説明できなかったのはもう仕方がない

やっぱりプロの将棋は、これくらい強くなくっちゃね