第17期 銀河戦
本戦Dブロック 5回戦
田村康介六段 vs 中村太地四段
対局日: 2008年11月18日
解説:大平武洋五段
聞き手:熊倉紫野女流1級
記録:上田初美女流二段

土曜に放送された分
20年度の成績は、太地14勝7敗 田村20勝6敗 2人の対戦成績は田村の2-1
なんだか田村がすごく勝っている

先手太地で、相居飛車の▲矢倉vs△銀冠、互いに自陣に角を打ち合う将棋になった
太地が押しているように見えたが、田村の逆転勝ちになった
どこでひっくり返ったか

感想戦では、結論がわかりにくかったが、「△1三銀と悪い形にさせたとき、▲1五歩から攻めていくのではなく、▲6五歩と手を戻して、後手からの攻めを待つ方針が先手としては有力」とのことだった
この大局観が実戦を指している最中に持てれば、一流なんだろうなあ
本譜は勢いで▲1五歩と攻めていったが、後手も反撃ができ、△8五桂の大技が決まってしまった

この対局の見どころだが、なんといっても大平の解説のうまさだった
熊倉から質問があると、即座に「じゃ、ちょっとやってみましょうか」と言って
大盤で丁寧に教えてくれた 何回でも大盤で動かして、質問に答えていた 
おかげで、見ていて対局者の2人が何を考えているのか、手にとるようにわかった
ここまでうまい解説はめずらしい 

この前の大平が解説した一局は、相振りだったので、やや解説がやりづらそうなところもあったが、
今回は相居飛車だったので、もう断然わかりやすい解説になった
大平、「あっぱれ!」と言いたくなったほどだ

途中の雑談でも面白いところがあった

大平「中村太地君は、とにかく好青年で、早稲田大学に行っているんですが、順位戦を指したあと、
みんなでの飲みにいこう、という話になったとき、彼は『明日、大学でテストがありますんで』といって、
テスト勉強をしていました それで順位戦の次の日にテストを受けているんですよ」

大平「田村さんのほうは、それと違って、と言ってはちょっとアレなんですけど(笑)」
ここは笑えました  ・・・田村さん、見かけが怖いしね(^^;

熊倉さんの「んー」「あー」「はー」もまた聞けたし、よかったよかった