第17期 銀河戦
本戦Eブロック 5回戦
豊島将之四段 vs 戸辺 誠四段
対局日:2008年11月28日
解説:遠山雄亮四段
聞き手:本田小百合女流二段
記録:井道千尋女流1級

20年度の成績は、豊島13勝8敗、戸部12勝6敗 2人は初手合い
注目の18歳、豊島登場 豊島はプロ一年目の昨年度は30勝 12敗 勝率 0.7143だから、
今期はやや苦戦気味だ
戸部は今、スカパーで講座をやっている 「力戦振り飛車で飛べ!」だったっけ、
すいません、見てません(^^;

先手豊島の居飛車+銀冠穴熊vs後手戸部のゴキゲンから浮き飛車+美濃囲いの戦いになった

戸部が金を5段目に進出し、△7五歩から攻めていったが、指しすぎで豊島有利になった
豊島はやや終盤危なくしたが、逃げ切って勝ち
穴熊の遠さが活きた将棋だった

やや、2人とも若さが出ていて、いいところと荒いところの両面が出た感じの一局だった

遠山の解説は序、中盤、とてもわかりやすかった すごくよかった
特に盤面右側の、石田流に対する攻防の解説がうまかった
終盤は豊島の手がやや乱れたっぽいのと、時間が30秒将棋が続いたので
解説の精度が落ちたのも仕方がないところか

最後の最後、▲5一竜が決め手になったわけだが、そのとき△7九角成と必至をかけられたら、
どうやって後手玉を詰ますのか、自分にはわからなかった
遠山の解説もなかった 激指4で調べてみると、▲7五歩からの即詰みだった
なんで▲7五歩が見えなかったのだろう、と思って、あっと気がついた
7九には、直前まで先手の歩がいたのだ △7九角成と、先手の底歩を取ってしまったので、
二歩が解除され、後手玉に即詰みが生じるのだった!
ひえー、これは盲点だった(^^;
これは面白い筋だったので、解説で言うべきだっただろう
(▲7五歩以外では詰まない)

あと、遠山さんに解説の点で気になったことがひとつだけある
「アマチュアの人は」「プロは」というフレーズを連発するのはなるべくひかえてほしい
「アマチュアの人は真似しないほうがいいですね」
「プロはこういうところで考えるんですよね」
「プロ好みの手ですね」
ちょっとならいいんだけどね やや多い気がした
まあ、遠山さんがこのブログを見ているともとても思えないが(^^;

何にせよ、毎日のようにブログを更新している遠山さんには尊敬の念を抱く次第
自分も「ファニースペース」、よく見てます

それから、遠山さんが興味深いことを言っていた
「羽生世代を倒すには、羽生世代がやっていないことをやる必要があると感じています
戸部さんも最近ブログを始めましたし、豊島君も大学に行くことを考えているそうです
羽生さんは、それまでの上の世代の『人生の全てが将棋に活きる』という考え方に反して、
『将棋は盤上の技術が全て』という考え方を打ち出しました
その羽生世代を超えるには、また羽生世代と違った新しい考え方ややり方が
求められるんじゃないか、と最近思っています」