ああー、久保さん残念、負けてしまった
これ、途中で逆転していて、久保さんに勝機があったと思うんだけど、どうだったんだろうか

PM5時5分、平藤さん登場 お客はその時点で12人、最終的には23~24人ほどだったか
やっぱり少ないなー(^^;

平藤「久保さんは、近年好調で、タイトル戦には出ているんですけど、たいがい羽生さんが
相手で、痛い目にあっているんですよね でも今回は相手が佐藤さんなので、
チャンスと言えばチャンスです(笑)」

平藤「第1、2局はお互い正面からぶつかりあった、そんな印象でしたね」

先手康光で居飛車、後手久保はゴキゲンだ
2筋から康光が仕掛け、角の割り打ちで角金交換、さらに先手は▲2二金と強引に打ち込み、
竜を作った 43手目、先手が竜を▲4三竜と突っ込んだところ
平藤「ここはいい勝負だと思います、5階で検討している杉本七段、豊島四段らも、
振り飛車党と居飛車党で意見が分かれています」とのこと

平藤「△4五馬としたところでは、見事にバランスが取れている、という感じだったんですが、
ここから佐藤さんの構想がうまかったです」
▲4六歩と突いたのが好手だったとのことだ
これを△3五馬として、竜を引かせて△4六馬と歩を取りたいのだが、
その瞬間に▲2二歩成△同角▲2四歩の垂らしがあって、△4六馬は成立しないのだった

この後、驚きの一手が出た ▲2二銀!
平藤「これは珍しい手ですねえ こういう手はプロの対局ではなかなか見れません、
ましてやタイトル戦ですからね」
これを打って負けたら、何を言われるかわからない手だ(^^;
しかし、ここから後手は具体的に指す手に困ることになった
▲2四歩からの、のんびりしたと金作りが間に合いそうだ

平藤「後手は歩切れが痛いですね 先手は後手に歩をあげてはいけませんよ、
それは後手は大助かりで、脱水症状の患者に、水をあげてしまうようなものです」
これは例えが面白く、笑った

ここから久保は苦しくなる 康光の指し手の狙いを未然に防ぐだけの手が続くことになった
平藤さんの解説は、佐藤ペース、ということだった

△5六歩と後手が決戦に出たところで、先手は角の丸得に成功した
平藤「先手の攻め方は筋の悪い見本みたいなようですが、右側で遊んでいるのは
全部得した駒なんですよね」とのことだった

しかし・・・? △5六歩から中央での受け方が、検討してみると案外難しい
ここが本局最大のポイントだったと思う
△8五桂と打った局面で、平藤さんに質問してみた

私「△8五桂じゃなくて、△2七歩成▲同竜△5七飛成の筋はないですか?」
平藤「あー、それは・・・ ん、相当ある手かもしれません、もしかしたらそっちが正解?
このタイミングだと△2七歩成は取る一手、それで飛車のほうを切るのか、
いや、センスがいいですよ この順は」
平藤先生に誉められてしまった
まあ、自分は普段、銀河戦などを見まくっているんで、多少手は見えてもおかしくないだろう(^^;

ここはかなりのチャンスだったんじゃないだろうか
本譜は先手に5筋に銀を上がられて、もう飛車切りの筋はなくなってしまった

この△8五桂からの攻めで、後手は桂2枚を先手に渡したのだが、結果的にこの2枚の桂で
美濃囲いが寄せられてしまうことになる

平藤「▲4三角?ここに角打ちですか ん、なんか変な感じですけどね
あれ、おかしくなった? 後手の5四の飛車が光ってますね ▲6六桂から飛車を取られても、
後手の美濃囲いは全然なんともないんです」

平藤「ここで▲6九金と手を戻しましたか さっきは、銀を引っ掛けられて守りの金を逃げるようでは
ダメ、とさんざん解説したんですけど、今度は状況が違っています(^^;」

平藤「△4八銀不成ですか、ここで僕なら▲5八馬と引きたくなるんですけどね、佐藤さんは
馬は攻めに利かせておくつもりですね」
お客のひとり「▲5八馬には△3八飛と打つのでは?」
平藤「あ、それがありますね それはいい手ですね そうか△3八飛か」

ここで▲5五銀と出たのが康光の勝着だったと自分は思う
これで急所の飛車を攻められ、つるし桂の筋が出来てしまった
しかもこの手に対して、△1九と、しかないのではつらい・・・

平藤先生は、△1九との善悪は言わず、秒に追われましたかね、と言っていた
平藤「持ち時間4時間の将棋ですけど、久保さん残り10分を切ってますね
10分を切ったところから秒読みが始まるので、もうすごく焦るんです」とのことだった

ああ、△1九とでは勝てない・・・
あとは康光の寄せを見るばかりとなってしまった あちゃー

んー、平藤先生の解説では、佐藤ペースがずっと続いて逆転には至らなかった、
という感じだったが、これはどうだったんだろうか?
冒頭でも書いたように、久保さんに勝機があったのでは、
これは痛い負けかもしれない もう勢いで勝っておきたい将棋だった
次の第4局は、久保さんは是が非でも勝ちたいだろう

第4局は関西会館であるのだ ナマ久保とナマ康光が見れるだろう 
これはぜひ解説会に行かねばならない