第17期 銀河戦
本戦Hブロック 6回戦
高野秀行五段 vs 中座 真七段
対局日: 2008年12月10日
解説:飯島栄治六段
聞き手:高群佐知子女流三段
記録:上田初美女流二段

20年度の成績は、高野8勝11敗、中座14勝13敗 2人の対戦成績は中座の3-2

先手高野で、ノータイムで横歩を取り、△8五飛戦法に進んだ 本家の中座飛車だ
解説の飯島「先手は△8五飛戦法に対しては、10個くらいの中から作戦を選ぶことになる」とのこと
高野は▲5八玉の中住まい型にした

中盤、力戦になり、相手に手を渡す手の応酬となった
中座の角を5段目に浮いた手なんかは、かなり思いつかない発想の手だ
じりじりと高野の時間がなくなり、時間切迫で▲6六角と手放したが、
この角が桂馬で狙われ、中座が有利になった
飯島は「ここまでうまくはなかなか指せませんよ、さすがに中座七段」
「これは明らかに後手優勢です」と言っていた

中座の角で、飛車、金の準両取りもかかり、
あとはもう中座の寄せを見るばかり、と思っていた
が、中座のほうが有利になったがため、決めにいくかどうかで悩む場面になり、
それまでは早指しだった中座が時間を使い出した

そのとき、いきなり高野の勝負手▲2一角の打ち込みが飛んできた!?な、なにこれは?
中座はこの角を放置で決めに出たが、まだ読みきれていなかった 
秒に追われて時間切れスレスレで指した△5七桂成が逆転を呼んだ悪手!

感想戦ではここは「△5九角▲5八玉△4八銀で、後手が勝ち」と言っていた
(しかし、今激指4に入力してみると、ここはまだ色々あってかなり難しいようだ)

実戦はとにかく流れが一変、互いに30秒将棋の中、中座は王手の連続で追いまわしたが、
高野は絶妙の玉さばきを見せ、ギリギリで逃げ切った
高野、見事な逆転勝ち!「受けの棋風」の高野、本領発揮だった
飯島もびっくりで「名局でした」と言っていた

見ていて今回も思ったが、自分は空中戦が苦手、△8五飛は序盤は定跡が難しいし、
中盤なんかは、飯島の解説がなければ意味がほとんど理解できなかっただろう
手渡しの応酬って難しいわ ただ終盤はかなりハラハラして面白かった

・・・しかし、これを見ている最中にも、大詰めのNHK杯のほうが
気になっていたのはもう仕方ないか(^^;