第17期 銀河戦
本戦Bブロック 7回戦
小林裕士六段 vs 村山慈明五段
対局日:2009年1月30日
解説:北島忠雄六段
聞き手:貞升 南女流1級
記録:井道千尋女流初段

3月21日の土曜に放送された分
NHK杯の決勝と重なり、帰省したこともあって今ごろ見ることになってしまった

20年度の成績は、村山18勝13敗 小林11勝10敗 2人は初手合い
解説の北島「村山は序盤の研究家、対して小林は序盤は流して中終盤で勝負するタイプ」とのこと

先手村山で、後手小林の一手損角換わり ▲早繰り銀vs△腰掛け銀の形になった
序盤早々、角と銀をお互いに持ち合うという展開
後手の小林は居玉のまま、もうお互いこれ以上堅くしようもない、激しい将棋だ

村山のほうがちょっといいかなー、と思ってみていたが、先手は手が広くて難しい、
対して小林のほうは開き直って堂々と攻めてくる

村山は攻めていったものの、最後の寄せ合い、というところで、
気が付けば駒の効率がすごく悪くなってしまった
2八の飛車は完全に遊んでいる、4九の金もいまひとつ受けに利いていない、
7一に突っ込んだ馬も動かし様が無い、5五の銀も遊び駒だ
なんでこうなったんだ(^^;

局後の検討では村山の角の打ち場所、▲3五角が悪かったようで、正解は▲7一角だったとのこと
この一手で形勢が後手に傾き、その後は小林の的確な寄せで小林の勝ち
小林の寄せは見事だった 北島が「小林さんは難しい局面でも、すぐ急所に手がいくんです」
と言っていたとおりだった

手数70手ながら、無駄な手の全くない、キビキビした面白い将棋だった
村山の敗因は、手が広い局面が続いて、迷う局面が続いたことにあった感じだ

そういえば、小林裕士六段は3年前の14期銀河戦で準優勝したことがあるのだった
あんまり目立たないのに強いんだね

おお、今、銀河戦のHPの本局の棋譜を見ていて気がついたけど、棋譜が間違っている
61手目、▲同金となっているが、▲同銀が実戦の正しい進行だ
こういうミスを見つけると、「棋譜を打ち込む作業も、
誰かスタッフの人が手入力でがんばっていらっしゃるんだなあ」と思う
銀河戦の棋譜は、放送後いつもすぐアップされるんで、助かっている