<第42話>
飛鳥田『武藤先生が顧問になってくれて 対局組み合わせが
 楽になったのはいいんですが・・・』

R1(ラウンド ワン) 角野vs内村
角野「飛鳥田、オレ 内村とヤダ」
内村「えー なにそれー ひっどーい!!」
角野「だってオレ 6枚落ちで楽勝だよ 練習にならないんだけど」
内村「私のために なるんだから 文句ないでしょ!?」

角野君の言うこともわかる気がします 内村さん、教わるんだから、
もう少し態度を謙虚にしたほうが・・・

飛鳥田「まあまあ 内村さんの指導も 立派な練習になるよ」 
内村「そうですよ!! えい!!」
(持った駒がスッポ抜けて、角野の顔面に直撃)
角野「駒 持てねぇし・・・」

内村さん、もはや処置なしですね

R2(ラウンド ツー) 成田vs鳥山香
成田「♪フーン フーン フーン ♪フン」
鳥山香“くっ”
側で見ていた飛鳥田 “うーむ なんでだろ? わざわざ詰まないように追いまわしている・・・”
(飛鳥田が見ていることに気がついた成田、すぐにトドメを刺す)
飛鳥田“あれ? やっぱり読めなかっただけ?”

成田さんは、鳥山さんをいじめるクセがあるようです
しかし、好きな飛鳥田君にはその姿を見せたくないんですね

成田「鳥山さん 団体戦じゃ 2人勝たなきゃ 話になんないんだから
 投げるタイミングを 自分で読める程度の力 つけてもらわなきゃ」
(鳥山香、顔がこわばる それをじっと見ていた角野)

(部活が終わり、電車で帰る途中、角野と鳥山香が会った 角野が鳥山香の考えていることを当てる)
角野「平手じゃ 成田に勝てねぇだろ?」

図星だったようです 鳥山さん、髪の毛が豪快に逆立ちました

鳥山香「い・・・いいじゃないですか 別に!!ずっと将棋部やってきたのは 私と飛鳥田先輩だもん
 負けたくない!! あの人には!!」
角野“なんだよ・・・ 飛鳥田のハーレム状態?”
角野「成田に勝つ方法 教えよか?」
鳥山香「えっ ホントですか!?」
角野「飛鳥田の前で おとなしい顔するの やめること」

また図星だったようです 鳥山さん、髪の毛が豪快に逆立ちました

鳥山香「べ・・・ 別に おとなしいフリなんか してません!!」
角野「あはは どーだかねぇ」

なんだか青春していますね うらやましいです

<第43話>
(昼休み、鳥山香が友達らと弁当を食べながらしゃべっている)
友達A「トリ 将棋部 続けてるって?」
鳥山香「うん」
友達B「へー あ もしかして 好きな人がいるとか?」
鳥山香「いない」

鳥山さん、即答です さみしいです  鳥山さんの頭の中で、角野君、飛鳥田君、武藤先生、
全員に×印がつきました せめて飛鳥田君は△かと思ったんですけど・・・

友達C「将棋って 何が面白いの? 勝つこと?」
鳥山香「んー それもあるけど・・・ 複雑な道を通り抜けて ゴールへ辿りつくような
 楽しさ感じるよ」

巨大な迷路の上を、自由に飛んでいる鳥山さんの絵が描かれています 
将棋で次の手を考えているときの思考は、こんなふうかもしれません いい感じです

鳥山香「負けると 胃が痛くなるような イヤなときもあるけど・・・」

ここの鳥山さんの表情、ゴルゴ13みたいになっています この子は様々な顔をもっていますね

(部活にて 指導将棋をする角野)
角野「おりゃあ もう 飛車角のない将棋に 飽きたっての」
飛鳥田「ま・・・ まあ そう言わずに」
(そのとき、武藤先生が出てきて盤の駒を動かした)

飛鳥田「え・・・」
角野「この妙な六枚落ちで やれってことかよ!?」

上手の持駒:なし
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・ ・ ・v金v玉v金 ・ ・ ・|一
| ・v飛 ・ ・ ・ ・ ・v角 ・|二
|v歩v歩v歩v歩v歩v歩v歩v歩v歩|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 歩 歩 歩 歩 歩 歩 歩|七
| ・ 角 ・ ・ ・ ・ ・ 飛 ・|八
| 香 桂 銀 金 玉 金 銀 桂 香|九
+---------------------------+
下手の持駒:なし
手数=0 まで

角野“っていっても どう指す? 攻撃力は ともかくとして・・・
 角頭と端に照準合わされたら たちまちつぶされるぞ”
成田「私が 落としましょうか?」
角野“ムッキー” バシッ 「ウニャ!!」
飛鳥田“挑発 うまいな でもこの手合いじゃ 頭に血が上ったら・・・”

角野「ま・・・ 負け・・・ま・・・した も・・・もう一局!!も一局!!」
飛鳥田“手合いの問題 片付いちゃった!! さすが武藤先生
 しかも あの変わった駒落ち 結構使えそうだ!”

この駒落ち、とても面白い発想と思います ふつうの六枚落ちより、断然下手に有利でしょう
上手としては、飛車と角、取られてはいけない駒が増えて、勝ちにくいこと間違いなしですね
(つづく)