第17期 銀河戦
本戦Aブロック 8回戦
松尾 歩七段 vs 小倉久史七段
対局日: 2009年2月19日
解説:田村康介六段
聞き手:本田小百合女流二段
記録:野田澤彩乃女流1級

20年度の成績は、松尾20勝13敗 小倉12勝13敗 2人の対戦成績は松尾の2-1

田村「松尾は相手の得意を受ける棋風、小倉は純粋な振り飛車党で三間飛車が得意」とのこと
先手松尾で、▲居飛車持久戦模様vs△急戦向かい飛車

中盤、松尾が、さっき自分で打った歩を直後に突いて取られてしまう、という手を指し、
まずくしたと思った瞬間、▲7七飛の自陣飛車が出た!
これは相当な好手で、田村に「名手でしたね」と言わしめた
が、松尾は攻めの決め手を逃し、またどっちがいいかわからなくなった

最後は松尾が角と銀を打ち間違え、詰みを逃してしまった
結果、170手超えの長手数で小倉の勝ち

終局後、本田「二転三転でしたね」
田村「二転三転どころか、何回逆転したかわからない(^^;」

面白かったのは田村の解説だ
田村「私にはどうすればいいかわかりません」
田村「この手は、ありがたくてしょうがないですね」
田村「これは私なら1秒で△同馬です」
田村「なんだ、これ?私がボケてるんですかね?」
(本田に何回か最善手を指摘され、ほんとに驚いて)
田村「あ、そうか!」

思ったことを素直に言ってくれて、親しみがもてる感じだった
「本譜のほかにこういう手順もありました」と、簡潔にまとめて言ってくれていて、
聞いていて全然退屈しなかった

松尾だが、自分には強いのかどうなのかよくわからない
順位戦でB1に昇級したが、今期の成績は順位戦を除けばほぼ指し分けだ
この将棋も、▲7七飛の名手を指したかと思えば、プロならまず間違えない最後の
即詰みを、角と銀を打ち間違えるという手も指した
以前はNHK杯で二歩も指したことがあるしね
来期の順位戦はどうなるのか