第17期 銀河戦
本戦Cブロック 8回戦
橋本崇載七段 vs 佐々木 慎五段
対局日: 2009年3月13日
解説:近藤正和六段
聞き手:熊倉紫野女流1級
記録:上田初美女流二段

20年度の成績は、佐々木23勝15敗 ハッシー25勝18敗 
2人の対戦成績はハッシーの3-0

解説の近藤「佐々木は最近は中飛車が多い、
橋本はオールラウンドだが居飛車が多い」とのこと

ハッシーの髪の毛は、茶色にそめていてパーマがかかっている
ソース焼きそばを頭にかぶっていると考えればわかりやすい

先手佐々木で、3手目▲7五歩だ 8手目まで棋王戦第2局の久保vs康光と
同じように進み、これはもしや、久保新手▲7五飛か!と思ってわくわくしたが、違った
残念だ 久保新手が指されたのは2月28日なので、可能性としてはあったのだけどね

本局は佐々木の升田式石田流を、ハッシーが正面から居飛車で受けてたった
近藤「升田式石田流は、プロではほんの限られた棋士しか指しません
手をつくるのが難しいことと、居飛車側に対抗策が色々ある」とのこと
近藤の解説はとてもわかりやすかった 対抗形での近藤は、本当によく手が見えている
一局を通して、感心させられっぱなしだった

聞き手の熊倉との面白いやりとりもあった
近藤「ここで佐々木五段は悩むところですね」
熊倉「どういった手が考えられますか」
近藤「パッと見えると、悩むところとは言わないんですね」
熊倉「(笑)」

中盤、佐々木が馬を作り、かわりにハッシーは一歩得して押さえ込む展開
細かい手で押さえ込む展開は、ハッシーの十八番と思う
本局も、結局ハッシーが押さえ込みに成功して、逃げ切るという内容だった
終盤ではハッシーに疑問手もあってややもつれたようだが、
それまでのリードが大きかったというところだ
一局を通して、「読み」を必要としない、手の見え方の勝負だった

これで佐々木はハッシーに4連敗ということになったのだが、
作戦がまずいんじゃないかなあと思う
ハッシーは棋理に明るく、対抗形でのこういう押さえ込みを
めっぽう得意にしている感がある
ハッシーに勝つには、何か別の作戦が必要、と思わされた

ちなみに、自分の場合、後手番で▲7六歩△3四歩▲7五歩となったときは、
△6二銀とあがるように決めている
居飛車側は飛車先を突くメリットがあまりなさそうだからだ
そこから石田流本組みに組まれてもいいから、飛車先を2つ突く手を他にまわして
戦えば、居飛車をもってやれると思っている
鈴木新手とか、久保新手に対応するのがとてもじゃないけど手が回らない、
というのもある(^^;