第17期 銀河戦
本戦Dブロック 8回戦
佐藤秀司七段 vs 片上大輔五段
対局日: 2009年3月13日
解説:近藤正和六段
聞き手:熊倉紫野女流1級
記録:上田初美女流二段

20年度の成績は、秀司13勝13敗 片上17勝19敗 2人の対戦成績は片上の2-1

近藤「佐藤秀司は居飛車党で手厚い将棋、片上はオールラウンダーだが居飛車が多い」
先手秀司で、片上はゴキゲンを採用、▲居飛車銀冠vs△ゴキゲン+穴熊になった

熊倉「近藤先生の得意なゴキゲン中飛車になりましたね」
近藤「『得意』じゃなくて、『好き』という、ウフフ」
相変わらず、コンちゃん、ごきげんです

さて、この将棋、5筋を焦点に、秀司が押さえ込むか、片上がさばくかという
銀冠vs穴熊の典型的な展開になった 銀冠は秀司の十八番だそうだ

自分としては穴熊をどう押さえ込むのか興味があったのだが、
5、6筋で戦いになり、ものの見事に片上にさばかれてしまった
飛車、銀を持ち合い、角の交換も確定、秀司のほうは金も一枚守りから離れている、
対して片上陣は何の不満もない完璧な穴熊囲い

もうあとは手続きで片上の勝利と思われた、ところが!
なんとここから片上の手が突如乱れた
攻め方を誤り、逆転で秀司の勝ち・・・ なんでだ・・・

これは大逆転の部類に入ると思う 
中盤で駒がさばけたところではどう見ても片上が大優勢だ
なんでこれが逆転してしまうのか コンちゃんも驚いていた感じだった

うーん、プロレベルであまりこういう逆転は見た事がない
もうちょっとレベルの高い将棋を期待していたというのが本音だ

それにしても、対抗形での銀冠vs穴熊は、穴熊のほうに分があるとは思わざるをえない
振り穴側が、角道を止めず、さらに△6三金型にしてきたら、
攻撃の手が多い穴熊側が面白いと思う