この△3三銀は、コバケン先生は全く見えていない手だった
会場の人も、自由に意見を言ってよかったんだけど、全然指摘した人がいなかった
けっこう長時間検討してたんだけどね
この△4七香と攻めた手に続いて、△3三銀と一転して守った手、
これは今から思うと絶妙だったなあ

羽生は飛車を逃げるのは利かされ、と思って飛車を見捨てて、△4七香を払ったけど、
この終盤での飛車を取られたのは大きかった
△2八飛と打たれ、一変に寄りの形になった

しかし、まだまだ難しかった 色々な変化が出た
コバケン「これが詰めろかどうか・・・ これはどうかな・・・ 難しい終盤ですね どっちが勝ってるんやろ」

そして、コバケン先生、また郷田の手を当てた
△7七馬という、ちょっと気付きにくい手だ
また会場から拍手が起きた

しかし、まだ難しい 詰めろか、そうじゃないか、詰みか、そうじゃないか、という検討がずっと続いた
コバケン「あれ、▲5二銀と打ち込む順で、先手の詰めろが解除されて、羽生の勝ち筋?
△7七馬はワナだった?カモン、△7七馬!と羽生は待ち構えてたか?」
お客も付いていってるのかいってないのかよくわからない(^^;
自分はちょっと置いていかれぎみorz
お客「センセ、△6八銀じゃなくて、△6八金からなら詰みませんか?」
コバケン「あ、・・・詰みますね! じゃあ▲5二銀はダメか あれ?羽生負け?」

そして、最後の棋譜が来た
コバケン「あ、あっけなかったですね 羽生玉が詰まされ、羽生投了となりました
△6八銀からでも、並べ詰みでしたね ちょっと羽生さんらしくないですね 
△7七馬に、▲同金じゃなくて▲同角ならどうだったのかな?
これなら難しかったんじゃ? うーん」

その変化を検討していると、先ほど▲2四歩の合わせを当てた小2の子供がすごい発言を!
子供「△4七桂ってないんですか」
コバケン「・・・ありますね 詰みますね!」
す、すごい、大人が50人近くいて、プロのコバケン先生もいる中、誰も気がつかなかった手をこんな小さな子供が発見したとは!
しかも、その子は無駄な発言は一切なし、この解説会で発言は2回だけ、▲2四歩の合わせと、△4七桂の詰み筋、2回ともズバリ! この子、マジですげえー(^^; ていうか、自分も含め、大人たち、なさけねー(^^;

コバケン「これはこの名人戦、もつれそうですよ 第7局までありそうです また後手番が勝ちました! こんなことはめったにないんですよ 3勝3敗になったら、お互いにどうしても後手番を引きたいでしょうね」
お客「(笑)」
これで解説会が終わった

いっぱい検討してたけど、最後の子供の一言がすごかった
終盤の読みを強化しないと、解説会も聞くのが大変だ、とまた思った一局となった
郷田の△4七香と攻めると見せかけてからの△3三銀、ホント、絶妙のタイミングだった
今まで見てる限りだと、相居飛車でも先手番の得って別になさそうだ(^^; (終わり)