総数2357人の参加だそうだ この大会の参加規程がよくわからないが、まあいいか
もう自分は出ないし(^^;

準決勝と決勝の3局が放送された 持ち時間10分、切れ30秒のルール
解説はなんと羽生だ 聞き手は里見女流

<準決勝 第1戦>
徳田君(6年)vs川村君(5年)
先手の徳田君は、名前が拳士で、実際に柔道をやっているそうだ 
体がガッチリしていて、柔道も強そうだ
後手の川村君、「羽生先生に『おおっー』と言われるような将棋を指したい」とのこと

▲徳田君の矢倉vs△川村君の急戦矢倉中飛車になった
中央で戦いが始まり、なんと徳田君、早くも銀が死んでしまった
羽生も「困った」と言っていたのだが、ここから徳田君、銀を突進させて歩と交換、
大駒交換の大サバキに出る、という勝負手を繰り出す
羽生「どうなることかと思ったが、けっこうバランスの取れた局面になりそう」
局面が進んでみると、羽生「これはまだ大変」

徳田君、後手の玉頭に歩を叩いて、どんどん追い上げていく
後手が△1四歩を突いていない欠点を見事に突いた攻めだ
攻められた後手の川村君、△1四銀の受けの絶対手を逃してしまった
ノータイムで竜を切られ、必至がかかった

△1四銀を逃した瞬間、羽生が思わず「おおっー」と言った
そこまでが高度な攻防だっただけに、一手バッタリで、羽生も思わず声が出たね
川村君、羽生に「おおっー」と言われたけど、これは残念な「おおっー」だった(^^;
徳田君、勝利! 早々に銀損になったのだが、見事な勝負術で勝利を手にした
この一局の、「銀損したと思っても、まだ難しい場合がある」というのは自分としては参考になった

<準決勝 第2戦>
山川君(5年)vs山口君(6年)
先手の山川君、4人の中で最初にインタビューを受け、「あんまり緊張しなくなった」と答えた
この子が最初にこう答えたため、他の子たちもインタビューで「落ち着いている」と
答える流れになった感があった(^^; ホントは緊張している子もいただろう
山川君、趣味はなんとチェスだそうだ
後手の山口君、趣味はキャッチボール、「野球が好きなんですか?」と質問され、
「いや」と首をひねったので、羽生が声を出して笑っていた(笑)

▲山川君の矢倉vs△山口君の雁木になった
駒組みが進み、先手が▲3五歩と仕掛けた瞬間、
端を詰めていた後手が△9六歩から△9七歩と垂らし、攻めた
だが、これは▲同角と取られた手が、5三の銀に当たっている
タダで取られてしまった 局後、山口君「うっかりした」

が、局後の羽生の解説で、実は、この一歩損はそんなに問題ではなかったとのことだ
その後の後手の受け方に問題があり、先手に攻め込まれて、差を広げられてしまった
後手が落ち着いて受けていれば、まだ全然難しかったのだ
後手としては、端は早めに突き捨てて味をつけた、と思っていればよかったのだ
その後は順当に差を広げられ、羽生「うーん困りましたあ」
山口君、緊張していたのかもしれない 大差がついて、投了となった 山川君の勝ち

この一局も、「丸々歩損したと思っても、まだ形勢は難しい場合がある」というのが
自分として参考になった 駒損、駒得になっても、落ち着いているのがとても重要と思わされた

<決勝>
柔道が好きな徳田君vsチェスが好きな山川君の対決となった
▲徳田君の矢倉vs△山川君も矢倉、相矢倉だ
羽生「本格的な相矢倉」 しかも、お互いに駒組みに緩みがない
すんごいよ、この戦型を小学生が指しこなすのか(^^;

先手の徳田君が、後手の山川君の金銀4枚で守っているところへ猛攻を仕掛ける、
という図式になった
ふえー、手が広くて、自分には全然指しこなせないだろう

この一局、決勝にふさわしい大熱戦となった
徳田君、猛攻を仕掛けたが、一時、飛車の撤退をよぎなくされた
でも、もし先手が自分なら、もう飛車を切ってしまっているだろう
よく落ち着いて、飛車を引いて粘ったなあ 
すぐに勝ちにいって、勝てるものではなかなかないものね

局後の終盤の検討で、羽生「このあたりはお互いにベストを尽くしたんじゃないかな」と言っていた
羽生も考えさせられる終盤だった 
その難しい戦いの中、徳田君、羽生も指摘しなかった▲2四歩の絶妙のタタキを指し、
これが勝因となった 最後は鮮やかに受けなしに追い込んだ
徳田君、強!! 30秒将棋でこの手の見え方、いやー、強いわこれは・・・
徳田君、見事な優勝だった

子供将棋名人戦、面白かったです