野月浩貴七段vs畠山 鎮七段  NHK杯 1回戦
解説 豊川孝弘

解説の豊川「野月は居飛車党のものすごい攻め将棋、160人いるプロ棋士の中でも
 有数の攻め将棋、対して畠山も居飛車党の攻め将棋、しかし野月に比べると
 厚み、受けがある 東西のパワーヒッターどうしの一戦」とのこと
矢内「どちらのパンチが先に当たるか、ですね」と答えながら、ジェスチャーで拳をつくり、
左右のパンチを繰り出して見せた矢内、面白い(^^;

先手野月で、相掛かり引き飛車▲3六銀戦法になった
野月は▲2五銀と棒銀に出て、畠山も5筋の歩を突いて対抗
豊川「両者棋風どおりの攻め合いになりました」

だが、野月は▲2五銀と出たはいいものの、そこからうまく銀がさばけずに、苦心する展開になった
畠山のほうは、△3三桂と跳ねる筋で、銀取りがあり、狙いがわかりやすい
後手は△7三桂~△6五桂の筋もあるので、もう野月はゆっくりはしていられない

野月は▲5五歩と突き出し、▲5六角という筋違い角を打つ勝負手をひねり出したが、
この手を思いつくのに、思考力をだいぶ使ってしまったようだ
畠山にいったん馬を作って自陣に引き上げられる、というよくわからない手を指されたのも、
この後の野月の悪手を誘った感がある

野月、2筋に歩を合わせた手が、かなり悪手で、局後、野月は「もう投了級」と言っていた
しかし、まだ野月も玉上がりで受けて粘り、まだどう決めるか難しいか、と思われたが、
畠山の△6五桂跳ねの鮮やかな決め手が出た さすがに畠山はB1棋士、強いね
後は、紹介で言われた棋風どおり、手厚い指し回しで安全に勝ち切った

この対局、解説の変化も含めて、棒銀で攻めて行っても、受ける側のレベルが高いと、
早々にうまくいくものではない、という印象だった 棒銀は、右桂が使いにくいしね 
それにしても、両者レベルが高いと、相掛かりも一直線では終わらないね
自分レベルが相掛かりをやると、ひとつの攻め筋が決まるかどうか、だけで終わることが
ほとんどなんだけど(^^;

さて、途中、雑談があり、豊川「順位戦は持ち時間6時間でフルマラソン、NHK杯は短距離走」
この例えはうまい表現と思った
矢内「豊川先生、順位戦で昇級おめでとうございます、B1でぜひ連続昇級を」
豊川「ありがとうございます!」
敬礼しながら答えた豊川、やっぱり面白い人だ(笑)

豊川「矢内さんもNHK杯、櫛田六段となんですよね」
矢内「何か秘策はありますか?」
豊川「櫛田六段は体格がいいので、胸を借りてドーンとぶつかったらいいと思います(笑)」
クッシーは、出来不出来が激しいタイプなので、ハッキリ言って、矢内にもチャンスありと自分は思う
ぜひいい将棋を見せてほしい

<今週のやっぴー>
冒頭のパンチしている姿がかわいかった  矢内のパンチなら喰らってみたい度 ★★★★
真っ白いスーツがまぶしかった 服装A