<第52話>
『西湘将棋まつり
 5人のリーグ予選が男性は24あり、1位のみが決勝トーナメントに進む
 女性は8つのリーグ戦の上位2人がトーナメントへ行く
 懸賞のついた詰将棋や次の一手 プロによる指導対局もある 賑やかな催し物である』

注: 本誌連載では4人のリーグ戦ですが、飛鳥田君たちは4試合ずつしていることから、
 5人のリーグ戦だったことにさせてもらいました

(須藤というアマ女流名人が、北川女流プロに声をかけてきた)
須藤「北川先生!!」
北川「あれ 須藤さん アマ女流名人が参加?」
須藤「招待選手です 普通にリーグ戦やりますよ」
北川「名人2連覇おめでとう 須藤さんならこの大会 物足りないでしょう?」
須藤「それが・・・ 北川先生のダンナさんのお陰で 苦労しそうな気配なんですけど」
北川「ウチのダンナ?」
司会の人「参加者は席にお着き下さーい」
須藤「あ じゃあまた後で」

このシーンの須藤アマ女流名人のセリフの意味は、後でわかることになります

(リーグ表を見て、話す女子3人)
内村「私は第7リーグ 鳥山さんが1? 成田さんは?」
成田「4」
内村「バラバラだぁ 顔も見られないよォ 不安だぁ」
鳥山香「将棋盤 見られれば いいじゃない?」
内村「ああ 男子も遠いし  天然部長でも ハンパイケメンでも エロウマでも
 いればそれなりに 安心できるのよねぇ」
鳥山香「ほめてんの? けなしてんの?」

内村さんに言わせれば、飛鳥田君は「天然部長」、角野君は「ハンパイケメン」、
馬島君は「エロウマ」だそうです 角野君、一番ましですね 良かったですね(^^;

内村「こわいよォ やだよォ」
鳥山香“私も怖い 1勝もできずに終わったら どうしよう・・・
 でも成田さんは 平然としてる この人には負けたくない”

内村さんと鳥山さんは、将棋以前の問題のようです
何しろ、初めての試合ですからね

司会の人「みなさま 席に着かれましたか 開始の合図は当市市長です」
市長「第38回将棋まつり リーグ戦 用意 はじめ」
参加者たち「えっ?」「えっ?」「えっ?」「なんじゃこの街」

内村「お願いしま・・・」
バキッ バキッ バキ バキィッ 
内村“ひ・・・ プラ駒の音 一斉に鳴ると こわい・・・”
鳥山香“せめて 武藤先生がいてくれたら いいのに・・・”
(内村の相手が、初手を指した)
ビギィッ
内村“ウワッ 強そう!!”
鳥山香“胃が痛い~”
内村“こわいよォ こわいよォ”

この2人、ビビりまくりです(^^;

(駒を動かしていく内村)
内村“あれ・・・?”
ビシッ
内村“・・・・・・ ・・・・・・”
ピシィッ
内村“・・・・・・ 指せる!! 私 指せてる!!”

内村さん、指せてます!! どうしようもなく戦力外と思われた、内村さんが、指せてます!!

内村“この強そうな人を 相手にできる・・・ なんで? なんで? いつの間に・・・
 武藤先生や 先輩たちが ちゃんと鍛えてくれてたんだ”

このシーンの内村さん、目がマジになってます 
内村さん、自分より強い人と、毎日のように指せる環境でしたからね

『その頃の 天然部長は── 悩んでた』
(対局相手を見ている飛鳥田)
飛鳥田“男の子・・・? 女の子・・・?”

飛鳥田君の対局相手は、あの美形君です!(つづく)