杉本昌隆七段vs先崎 学八段  NHK杯  1回戦
解説 深浦康市

解説の深浦「杉本は振り飛車党で、最近は色々なところに振る、粘り強い棋風
 形勢が良くなっても粘る(笑)
 先崎は軽快な棋風、ヒットアンドアウェイでポイントを上げるのがうまい」とのこと

杉本は白っぽいスーツにピンクのネクタイで、オシャレだ
対して先崎、こっちは顔に注目がいったが、なんだか顔中が顔面という風貌だ
眼鏡がなくなってから、先崎さんの顔のどこに焦点を当てて見ていいか、わからないのが現状だ

先手杉本で、▲四間+高美濃vs△居飛車穴熊模様に進む
しかし、序盤から、杉本は飛車を振る位置をなかなか決めないし、先崎も飛車先を突くのを保留する、
という駆け引きがあった

深浦「対局前の控え室、どうでしたか」
矢内「今日はちょっと空気が・・・(笑)」
深浦「重かったですね、誰もしゃべらなかったですね、私も怖かったです(笑)」

杉本が居飛穴を警戒していた駒組みにも関わらず、先崎が△1二香と上がり、
その瞬間▲2五桂と跳ねて、戦いが始まった
先崎の「定跡はどうなっとるんか知らんが、これはこれでやってみたら難しいんじゃい!」
という声が聞こえてきそうだ 実際、難しかった
ただ、感想戦では、先崎「ちょっと後手が悪い」とのこと

その後の△6六角に、5七の地点を受けない▲2八玉にはもうびっくり仰天だ
まあ、深浦もかなり驚いていたし、先崎も感想戦で「▲2八玉は全く見えてなかった」
見えないわ、こんな角成を放置する手は(^^;
対して先崎も、角を成らない▲3五歩!
ここらへんから深浦も「あっけに取られてます」という展開

杉本の手にもびっくりしたが、先崎の▲1四歩を放置しての△5七角成にもまたびっくりだ
こういう応酬があるんだな~(^^; 見ていて何度も「ええっ」と声をあげてしまった

深浦「お互いがやりたいことをやってる、ケンカ将棋ですね
 プロではこういうのはめずらしい」

深浦「先崎さんの将棋って、人間くさいところがあるんだよね」
と言っていたが、本局ではその人間くささが吉と出た
序、中盤で駆け引きのすえ、時間を使わされた杉本、終盤は時間がなく、
敗着の▲1三銀を打ち込んだとき、秒を9まで読まれていた
自分は見ていて、この▲1三銀は負ければ敗着だろう、と思った
実際そうだった 後手に駒を渡しちゃうからね

先崎の「あ~」「ん~」「っす~」という声が時々漏れる中、
78手目の△3六歩が、焦点の歩でめっぽう厳しかった
最後は見事に必至をかけて、勝ちを手にした
最後の香打ちはカッコよかったね 歩でもいいけど、香なんだね

先崎のいいところが良く出た一局だったと思う
ただ、この人間くさい将棋が、羽生や森内なんかの超一流どころには
歯が立たないのは悲しいところだね

深浦の解説は、やはり安定感があっていい
手の見え方が常識的な発想なので、聞いていて落ち着く

<今週のやっぴー>
半袖がキター!イイヨイイヨー 腕に見とれてた これからも半袖で頼む 服装A
難局だったにも関わらず、的確でポイントを押さえた質問で良かった
伊藤明日香とは胸の大きさは対照的だった 毎週矢内を見れる幸せ度 ★★★★☆