阿久津主税七段vs松尾 歩七段  NHK杯  1回戦
解説 森内俊之

森内「阿久津は正統派のオールラウンドプレイヤー、終盤の切れ味がよく、
 接戦になったときの強さは折り紙つき
 松尾はねじりあいに力を発揮する 派手さはないが間違いのないタイプ
 両者、先手では居飛車、後手では色々やる 
 阿久津の瞬発力vs松尾の持久力」とのこと

ちなみに阿久津27歳、松尾29歳だ

この将棋、一回戦屈指の大熱戦になった
両者の力が存分に発揮されたと思う そして、将棋というものの面白さが充分に伝わってきた
戦型が自分の苦手な横歩取り、そして指し手も難解だったけど、
森内と矢内のコンビがバツグンの安定感で、すごく楽しめた

これがA級を目指す若手どうしの実力なんだね はあ~、ため息がでる
つえーよ 2人とも・・・

先手阿久津で横歩取り、後手の松尾は△8五飛戦法にした
阿久津が趣向で中原囲いに囲い、両者同じような陣形だ
森内「似た形なので、いったん差がついたら取り返しがつかず、大差になりやすい」と
言っていたにも関わらず、どっちがいいのかわからない形勢が延々続いた
技がかかりやすく、一発で決まりやすいのが横歩取りなんだけどね

力と力のぶつかり合い、決まったかと思ったら返し技があり決まってない、
そんな魅力たっぷりの一戦だった

阿久津の「攻めて来なさい」の▲1六歩、森内に「名角かも」と言わせた松尾の△4四角、
阿久津の▲7六桂の飛車を狙った勝負手、豪快な▲2三角成からの角交換、
松尾が不利になったのか、と思ったとたんの△5七桂不成があったときの興奮、
終盤の寄せでのお互いの歩の使い方、そして最後の決め手になった、
阿久津の力強く▲4六金と出た詰めろ!
これだけ見せてくれれば、もう大満足だ 濃いねえ

終盤、森内「ここまで来てまだ形勢がわからない」「ホント激戦ですね」
終局後も、森内「すごいやりとりでした」「最後も色々あった気がします」
「全力を尽くしたいい将棋でした」 ふうー、そのとおりだった 見てて楽しかった

矢内「私は奨励会時代に、この2人とは当たったことがあるんですけど、
 苦い思い出ばっかり・・・ふふ(^^;」 それはもうしょうがないね、この2人、強いもん・・・

実は、自分はここのところ将棋観戦をしすぎで、「将棋疲れ」になってるかも、と思っていたんだけど、
この一局、全くそんなことを感じさせなかった、面白かった
むしろ、また将棋に対して、元気が出たという一局だった

<今週のやっぴー>
黄色で涼しげな半袖、いいねいいね 服装A
相変わらず、質問のタイミングとかも良かったよ
この一局、途中から矢内のことを忘れて熱中した度 ★★★★☆