いちばんやさしい7手からの詰将棋
飯野健二著 2009年4月 池田書店 950円+税
難易度 ★★★  評価A

7手詰78問、9手詰40問、11手詰19問、合計137問からなる

「7手詰以上と聞いてやる気をなくす人のための、手数アレルギーを治す本」 
このコンセプトがはっきりしていて、それが成功している本だと思う

まえがきにある、3ヶ条がしっかり守られている
・実戦に現れそうな形であること
・6×6のマス目に収めること(すべて盤の右上)
・作品に芸術性を求めないこと

この3番目の「作品に芸術性を求めない」、これはすごく斬新だ
今まで、こういう発想で作られた詰将棋本って、ほとんどないのでは?

難易度は5手詰ハンドブックと同じ★★★としたけど、質が違う
5手詰ハンドブックでは妙手が求められたのに対し、この本で求められるのは、
単純な手の連続でも、7~11手後の詰み形を頭の中で想像できるか、という難しさだ

この池田書店の飯野健二シリーズはこれで4冊目だが、このシリーズ、自分とすごく相性がいい
レイアウトはバッチリで見やすい、ヒントは隠せる、解答も図面4つでわかりやすい
5手詰ハンドブックが解けた人は、ぜひこの本にチャレンジしよう!
一問進むごとに一ページめくるタイプなので、こっちのほうが精神的に楽かもね

問題図が、すごく簡明な駒の配置だ この玉は詰ましたい!と思う形ばかり
そして、いわゆる「詰将棋」にありがちな、奇抜な手をできるだけなくしてある
それゆえ、解きやすいものが多いので、自分は楽しくて、2日で全部解きました
(ただ、この本を買ってから、取り掛かる元気が出るまでに、丸々2ヶ月かかった・・・orz)

あとがきからも、抜粋します
>やさしい7手からの詰将棋、いかがでしたか?
>解き始めた頃は長く感じた手数も、慣れてしまえば気にならなくなったのではないでしょうか。
>自分は7手詰めが解けた、あるいは初めて11手詰めが解けた──その自信が大切です。

あ~、ひさしぶりに詰将棋の本が一冊解けた、すごくうれしい(^^)