第17期 銀河戦
本戦Bブロック 最終戦
丸山忠久九段 vs 小林裕士六段
対局日: 2009年5月22日
解説:山崎隆之七段
聞き手:本田小百合女流二段
記録:伊藤明日香女流初段

20年度の成績は、丸山19勝21敗 デカコバ19勝11敗 2人の対戦成績は丸山の2-1

解説の山崎「丸山は居飛車党で手厚い棋風、デカコバは早見え早指しの攻め将棋」

先手丸山で、後手デカコバの一手損角換わり
1筋の突き合いがあり、▲早繰り銀vs△腰掛け銀になった
デカコバが△6四角と、よくある角を打った手に対し、丸山は▲1八飛と逃げた
そこでなんと、デカコバが△1五歩の強襲! これは初めて見た
一歩持ち合っているので、▲1五同歩なら、△1七歩▲同飛△2八角成の狙いだ
しかし、仮にこうなっても、▲3八角と受けておいて先手悪くない、とのこと これは参考になった

本譜はなんと、デカコバが打った角を、丸山の1九の香車と交換せねばならない、
という展開になった ぐえ、これはデカコバがつらそう

角2枚を持った丸山、そこからは的確極まる指し方で、デカコバを攻め倒した
感想戦では、デカコバのほうはまだ粘る順もあったが、デカコバ本人はもうあきらめてしまった、
とのこと ちょうど1時間という短時間で対局が終了した

山崎「僕はデカコバにはだいぶ負け越してます、攻めは本当に強いです
 ただ、受けさせると大したことはない(笑) ポッキリいくことが多い」と言っていたとおりだった
受ける展開になってしまったこの将棋、デカコバのいいところが発揮されなかった

デカコバが勝負手で、相手の角2枚がいるほうへ玉を逃げる、という好手を指したときには
山崎「『受けは大したことはない』って言ってしまって(^^;」
となったのだが、そのあと、すぐあきらめて形作りをしたデカコバを見て、
山崎「やっぱり大したことなかったかな(笑)」  ここのところは面白かった

デカコバ、早指しで強いときはホントに鬼のように強いので、
決勝トーナメントでは攻め将棋に持ち込んで、いいところを見せてほしいものだ
丸山は、これまた別格に強い・・・
実は、NHK杯で矢内vs櫛田戦があるが、その勝者が丸山と対戦するのだ
矢内、多分丸山相手では勝ち目は相当薄いので、一回戦の櫛田戦に全てを賭けてほしい